福田首相の演説を見た
昨日ザッピングしていたら、福田首相が何か言っているのでチャンネルを止め、よくよく見たら面白くて吹き出した。
「国民の声に耳傾けぇぇ、国民のわれわれ自民党に対するまだ消えぬ期待の炎を、燃えさかる支持と支援の炎に変えてぇぇ」うんぬん。
これ、字だけだと伝わりづらいのだけど、「まだ消えぬ」のあたりのニュアンスが可笑しくてたまらなかった。
参考:自民党党大会にて。演説詳細
だけど↑上↑よく読んだら、いくら何でも礼儀正しすぎないだろうか。
回りくどくて無意味に慇懃な態度で、ここだけ見ても、福田首相が旧態依然たる体質であること、すなわち根っからの談合体質で、情の絡みをいっさい断ち切れず、リーダーシップもなく、お中元とお歳暮が大好きで、富裕層の子息の結婚祝いとか就職祝いとか絶対に欠かさず、いかなるタイプの礼であれ失することは金輪際ない、礼に生き礼に死すという人ではないだろうか。
別に一般人ならそれでもいいだろうけど、そんなことで労働界の格差是正とかできるのかね? なんでも、労働の世界では、「派遣」や「パート」を虐げ、正規社員ばかりが休暇を楽しみ金も貯めているという話で、不公平はどんどん広がり、これでは政治の意味がないという。
ところでこのニュース、BBCもフクダ首相のソラマメ頭とともに伝えている。訳は関西弁でトライしてみよう。
Japan PM warns of party ‘crisis’ powered byinfoseek 翻訳(関西弁)抄訳
『日本の首相は、党の危機を警告しまんねん』
フクダ氏は、自由民主党(LDP)がその歴史で最も大きい危機に直面しとると警告し、不確実なスタートを持ったと認めたんやちうわけや。
自民党は過去50年、ほぼずっと議会で大多数を持ったんや。せやけど、論争の列と悪い世論調査結果はそれを振りたんやちうわけや。
党大会で意見を述べて、フクダ氏は、経済成長をもたらすことによって党の運命を元に戻すと約束したんやちうわけや。
彼も、対立する民主党に協力を要求したんやちうわけや。
政治と自民党に対する有権者の不満を感じなければならへんことに痛いほど気づいていまんねんと、彼が東京慣例で代表に話したんやちうわけや。
彼の前任者阿部信三(←漢字違いますが)が辞任したあと、フクダ氏は9月に就任したんやちうわけや。ほんで、反対が多数派の参議院ではその数のまんま壊滅的な結果になったちうわけや。
選挙敗北は、年金制度の政府の対応が悪く誤った処置に続いて起きたちうわけや。
ほんで、アフガニスタン対立に関係するねん米国の軍艦に燃料補給する委任が尽きたさかい、フクダ氏はすぐに圧力をかけられとるようにされたんやちうわけや。
彼はそれを再開しとる法律を可決するねんと誓ったが、民主党議員から激しい反対に直面したんやちうわけや。
何ヵ月にも及ぶ行き詰まりの後、フクダ氏は、使い古してめったに使わん力を使って、先週、強制的に法案を通過させたんやちうわけや。
なーーるへそ。ある意味、日本のメディア読むより分かった気がした。