クリスマス。イエスなら何を買うか?
ケーブルテレビのCNNで、奇妙な光景をみた。
ウォルマートなるアメリカ随一のショッピングモールがあって、そこでクリスマスシーズン、思い切り買い物三昧の楽しみに浸る人々の前で、「クリスマスは物を買うためのお祭りではない」と物の「不買運動」を行う一団の姿だ。
一団は、おそろいの白装束を着た100人くらいで、率いているのは金髪の牧師。
名前はRob Vanalkemade。
番組によるとRob Vanalkemadeは、アメリカ全店のスターバックスに出入り禁止を食らっている人物、というのだから、一体何をしたというのか?
Rob Vanalkemadeたちの活動が、今度映画になったらしい。
Rob Vanalkemadeは、CNNの女性キャスターに、スターバックスに出入り禁止になったことについて聞かれ、
「オスカーをもらった気分だよ」と、苦笑する。
インタビューに答えてさらに言う。
「スターバックスの経営者は億万長者だが、コーヒー農園で働いている者は貧しさにあえいでいる」
Rob Vanalkemadeは、スターバックスのレジには悪霊が憑いているからと、お祓いをしてまわって出入り禁止になったのだという。
映画のタイトルは、”What Would Jesus Buy?”「イエスなら何を買うか?」
アメリカの病、消費病を根本的に問い直す内容だという。
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わたしは今ちょうど、アフィリエイトで儲けるにはどうしたらいいのか? と考え、ショッピングサイトばかりを眺め、もっと大事な事がありそうな気がかりは無視して、自分の金銭欲と物欲に溺れているところだったので、ギクリッとした。
☆参考:indieWIRE INTERVIEW | “What Would Jesus Buy?” Director Rob Vanalkemade
番組は、Rob Vanalkemadeと関連して、バレンタインデーに一番売れる物、チョコレートとダイアモンドが、いかに輸出国の人々(チョコレートの場合は、児童労働者)を搾取しているか。
ということを、指摘する。
そのことを追求しているジャーナリストと、企業・資本・先進国側の人間の、電話対決の模様を映していた。
繰り返すと、チョコレートとダイアモンドは、輸出国の人々・子どもを搾取することで、商品になって、わたしたちの手元に届いている。