シリーズ政権交代

今日のNHKクローズアップ現代。ゲストは前原さん

9月3日(木)放送
シリーズ政権交代(3)
日本外交の行方は
歴史的な政権交代を果たした民主党。しかし、選挙中から外交政策に関しては、「具体的な中身が見えない」という声などが上っていました。半世紀近く同盟関係を結んできたアメリカでは、これまでの対米政策が大きく変わるのではないかと、不安視する声が出始めています。一方、選挙前に外交分野での共通政策が打ち出せなかった社民党、国民新党との間での、連立協議が始まっています。民主党政権のもと、日米関係はどうなるのか。北朝鮮問題やインド洋の自衛隊による給油延長など、差し迫る外交課題にどう対処するのか。民主党の幹部に聞きます。
(NO.2783)
スタジオゲスト :前原 誠司さん
    (民主党副代表)
スタジオ出演 :広内 仁
    (NHK政治部・記者)


民主党の外交政策、それも特に日米関係をどうするかという話題の時に、よりによって出てきたの前原誠司サンだったから、焦った。
焦ったのなんのって、ともかく汗った。
なにせこの方は、少なくとも2007年時点では、「テロとの戦いも重要」「米国との関係をまずくするのは政権担当能力が問われる」と言い切っていたお方。
そんな方が出てきたから何を言い出すのかと固唾を呑んで見守ったわけだけど、さほど酷いことは言っていなかった。
もっとも、心にもないことを言わされている腹話術の人形みたいな顔だったので、若干の不安がよぎった。
まぁ元からそういう顔なのかもしれないが。
番組中、何人かのアメリカ人も取材されていた。
そのうちのひとりは、日本の、というか民主党の外交方針を、日米関係にとって前向き要素がひとつもない、ワガママなものと不満げに評した。
反対にもうひとり出てきたアメリカ人は、まだ日本が本当の腹のそこを見せていないことを感じ取り、これからの日本の意思表明を待つ、という意味のことを言っていた。
・・・
腹のそこにあるのは、アメリカにできないことを自分たちなら出来る、というモンモンたる思いのはずだ。特にテロリストが隠れていることになっているアフガニスタンで、アメリカは増派を繰り返しさんざんと戦ったが、何一つ勝利せず、自爆テロばかりが続いている。そうこうしているうち、世界はアフガニスタンというか中東なんかにあきあきして、半分忘れかけている。
こうやって、置き去りにされていく国がある、ということなのか。
どっちにしろ、テロの首謀者であるアルカイダは、アメリカに屈服するような真似はしない。アメリカ、もしくは欧米に対してはしない。
・・・
外交上ここらへんのことをどううまく言うのか、どう意思疎通の土俵に持っていくのか、そこらがダイジョブかよーなのである。
心配ばかりしていてもしょうがない。
考え方を変えて、エキサイティングで面白い時代がきたな、と思うしかない。
日米で、本当の意味で意思が疎通し合う場面を、この目でみれるかもしれないのだから。