高校生 突然歌い出す
2004年11月6日
2019年1月28日
昨日も書いたとおり、ここんとこ、何やら悩んでいる様子の達也。話しかけても返事をしないし、朝もなかなか起きないし、膝を抱えて一時間でも二時間でもドヨーーンとしているし。帰ってくると死んだように寝ているし。
そうかと思えばさっきは、突然「ドブネーーズミッ」などと大声で歌い出した。
しかも夜の11時を過ぎてだ。歌うのはいいが、薄い壁のマンションなので時間を考えてほしいのである。したがって家族からいっせいに「うるさいっ」「へんな歌うたうな!」などの総スカンをくらっていた。
「へんな歌」ってことはなく、とても有名な曲ではあるのだけども、10才の弟は知らないので、「ドブネズミみたいに美しくなりたい ドブネズミみたいに誰よりもやさしい ドブネズミみたいに何よりもあたたかく」とくるったように歌い続ける兄を前に、いよいよ理性を紛失し、「ドブネズミがやさしいのかよー!!」と怒り出した。
それと、あまり言いたくはないが、達也は歌がへただ。
はっきり言ってへたくそだ。
これで歌がうまけりゃ、もとが名曲の『リンダ・リンダ』であるから、それなりに青年期の悩み多きシーズンを表現できるのだろうけども、どうにも聞いてられないのである。
だもんだから、「うるさい」「うるさい」と言われ続けるのであるが、まだ「へたくそっ!」と言われないだけマシかな?