参議院選挙投票日が、もうすぐだ・・・!!

2016年7月8日 20:40

vote参院選の投票日が差し迫って来た。SixYearsも政治系硬派ブログとして無為無策無投稿ではいられない。と焦ったので、新聞にはさんであった選挙紙面と、いくつかのリンクを参考に、投票先を考えた。

プラス、今回から18歳19歳も投票権を持たされてしまった、ということで、18歳19歳の有権者の参考になるようなことを書いてみたい。

まず先に参議院議員の人数であるが、全員で242人である(参照:参議院議員一覧)。任期は6年間であり、衆議院のような「解散総選挙」がないので、6年間そのままずっと議員を務める。

参議院選挙は3年ごとに行い、議員の半数が改選となる(参照:「何がどう変わる? 参議院選挙」(くらし☆解説)NHK)。

投票所では選挙管理委員が監視しているため(不正をさせないためだろう。ひとりで何票も入れちゃったり)、緊張しやすい。なのであらかじめ、投票用紙が2枚あって2回投票することを知っておき、投票先も決めておくとよい。そうしていればサササーっと書けてスマートに投票できる。
蛇足だが筆記具は持参しないでも鉛筆が台に置いてある。

ところでなぜ2枚あるか?

◆1枚目.選挙区選挙。
◆2枚目.比例代表。

◆1選挙区=>各選挙区に立候補している候補者の名前を記入。
◆2比例代表=>名簿を届け出た政党や政治団体の名前または名簿に記載された候補者の名前を記入。
(どちらを記入しても良い。政党名の票と候補者名の票を足して、得票数に応じて、議席が割り振られる)

◆1の方は、自分の住んでいる選挙区(県)※によって候補者が違う。わたしと同じ○玉在住でない限り、ここを見てる人の選択対象と違うので、第24回参議院議員選挙 2016年7月10日投票 | 選挙ドットコムなどで、自分とこの立候補者を調べるとよいだろう。東京以外なら数名しか候補者がいないので選びやすい。

こういう手もある。googleでの検索時、「○○市 参議院」のように、自分の住んでる地名を入れると身近な情報が出てきて便利。

そういうことで◆2.比例代表について考えてみよう。
つまり、政党はどこを選べばいいのか?
【3分でわかる】全政党の政策比較まとめ! | 選挙ドットコム編集部 | 選挙ドットコム(旧ザ選挙)
↑これが一番参考になりそう。他にも毎日新聞とか見やすいのがあるので、そっちでもいい。プラス、わたしの私見にも耳を貸していただきたい。イラスト描いたし(^_^)

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現在の与党にして、今度の選挙でも圧勝するのは↑↑自民党と言われている。自民党のよいところは、与党期間が長いため、政権運営に慣れている点。悪い点は、ジワジワと「戦争できる国」へ近づけている点。あと、今話題の「日本会議」と近しい関係なので、古くさい道徳観から脱却できない点。たとえば、「女性は専業主婦となって子育てに専念すべき」「個人の権利や自由よりも、国家、家族」。「和を尊びすぎて生産性が上がらない」など。

「誰も政治を教えてくれなかった」人たちへ(出口治明)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
↑↑これに実践的なことが書いてあって、事前予測で圧勝している政党(この場合自民党)で良いなら、投票しなくても結果は同じなので、棄権という手もあることなど、教えている(つまり、どこにも投票しない=自民に投票したのとほぼ同義)。

政治をめぐる「暴力」と「希望」の話(三浦瑠麗)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
こちらは出口氏とアプローチは違うが、「政治になんかどうして関わらないといけないのどうせ何も変わらないのに」と思っているかなり多くの人々へ、説明をしている文章。

余談だが、自民党はネトウヨ的に嫌韓というわけではない。むしろ、長い歴史の中で関わりが一番深い党なので、そこは良い??点かもしれない。

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うちの母親が長年支持している政党。正式名称「日本共産党」。今回、自民党が改憲(とくに9条改憲)してしまいそうな危機感から、他の野党と共闘して反対することにした。長いあいだ共産党の人は、自民はもちろん、他の野党も全部毛嫌いしていた。それが共闘というのだから、どういう風の吹き回しなんだろうか? 先日母親に「よく他の政党と一緒になったよね?」と言ったら、

「小沢さんが、変わったのよーーーー もうびっくり!!」とのこと。

あれほど小沢嫌いだった母親が納得するほどの共闘劇があった模様だ。

共産党の良いところは、権力監視してくれるところ。あと、生活に困っている人の市民レベルの助けになってくれることがあること。
悪い点は、労働者の味方にみえて、ほんとうにそうなのか怪しいところ。

たとえば、最低時給を1000円にあげろ、あるいは年収300万円を最低ラインにしろと、労働者が願うとき、それはあくまでも、金がほしいから。
金で買える物と時間と自由がほしいから。

けれど、共産党は金も自由も私有も認めてない(と思う。共産党だから)。

金と自由と私有のために賃金上げてほしいのに、賃上げに一番理解を示し協力してくれる政党が共産党なのだから、こんなねじれた話は無い。

賃上げ(以外にも社会保障とか、色々)という実質を取りたいがために「もう共産党でもいいか?」となって、共産党に近づく(共産党に投票する)のも一案である。が、しょせんそれは根本的な誤魔化しだ。この手の誤魔化しを始めたとたんに、ワレワレは力を失う。

日本の「選択」はどうして「困難」なのか?(冷泉彰彦)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

日本の現在の社会状況の中では、経済・財政問題について一人ひとりが真剣な「選択の当事者」になることに「3つの大きな障害」があるからだと思います。

1つ目は、どんなに辛さや不安を抱えていても、雇用や生活水準の問題は、全て個人の個別の問題に収束してしまう、そのような構造や心理が強く存在するということです。

こういう心理に縛られて身動きできないのも、賃上げ要求イコール経営者と対立、すなわち共産党といった社会的先入観のせいじゃないかなと思ったり。

私は、社会の全体を「二分」するのではなく、もっと小さな単位での「利害を共にする集団」が形成されて、政治に対して声を上げていくということが必要だと思っています。

「保守」対「リベラル」、「タカ派」対「ハト派」、「国際協調」対「孤立主義」、「緊縮」対「反緊縮」、「富裕層」対「貧困層」といった単純な二分割がぜんぜんダメなのは、この何年かで、さんざんと身にしみた。

<もっと小さな単位での「利害を共にする集団」が形成>。たとえばSEALDs。小集団ができたらできたで、あら探しをして叩く連中が必ずわくけど、ようは集団への脅威の念と、自分が小集団に属せないゆえの嫉妬で叩く。だったら、自分も小集団を形成すればいい。そしたら、そういう念はなくなるじゃないかな。

もっともフジロックにSEALDsらの出演が決定しネット原住民が「ロックに政治を持ち込むな」と激しく冷笑 – NAVER まとめ見ると、SEALDsは共産党機関誌の赤旗に載った?りとかしている。自身の考えが「打倒資本家、資本の国有化といった共産党思想」と合致しているなら共産党と一緒でもいいけど、そうでないなら、やめた方がよくない?(とはいっても、心細かったりするから一緒になるのかな)

米国に労働党が存在しない理由(西川伸一) – 個人 – Yahoo!ニュース

これ、なるへそと思うことが書いてあった。労働党がないアメリカの場合は、民主党が労働者階層を取り込むことで、LP(労働者のための政党)の代わりになっている。隣国カナダの場合は、そういう党がなかったためLPは存在している。どちらにしても、労働者の意をくむ政党が存在していなくてはならない

→→こんなの読むとなおさらだ。【悲報】みずほのデスマ現場、ガチで監獄並だった。末端は7次受けで時給900円 : IT速報

窓のない部屋に鮨詰めにされて
会議用の長机とパイプ椅子で
隣の人の肘があたったり、前の人の足が当たって
便所は長い行列で漏れそうになる
当然毎日終電

助けて

ところが、日本では?

共産党しかないのだろうか?

いや必ずしもそうではない。LP的な政党は、泡沫のように現れる。

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略称「怒り」の公約や考え方は共産党に近い。それでいて共産主義ではないのだろうから、本来、ここらの線が支持を集めてよさそうではあるが・・・

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こちらは、まさかの!!共産党とお近づきになった小沢一郎氏である(そのせいか顔が泣き笑いの複雑怪奇さでは政界随一)。折り込みには小沢さんの顔しか載ってなかったけど、正式には山本太郎氏も代表をつとめている様子だ。

その山本太郎氏、東京選挙区から立候補している三宅洋平氏を推している。
【選挙ウォッチャー レポート】選挙フェスは選挙との関わり方を変えるか? | 宮原ジェフリー | 選挙ドットコム(旧ザ選挙)
三宅洋平氏を支持できない理由。 : まだ東京で消耗してるの?

三宅氏、「お母さんの胎盤からシャンプーのにおいがする」(ケミカルなシャンプーを使いすぎる社会だから)と、独自の文明観に基づきトンデモな思い込みがいっぱいのようだ。
行きすぎた資本主義経済が言いようのない不安感をもたらしているのは、あながち共感できないわけではないが、こういった不安感は何も今に始まったことじゃなく人類史の常態と何かで読んだ。あんまり不安を煽らないでほしいなと思う。
ただ、そういう三宅氏のもとへ多くの人が集まっている。選挙ウォッチャー レポートを見ると労働問題に正面から取り組んできた雨宮氏など参加している。こういうちゃんとした主張の人が賛同している。

これ見ると日本のLPはなんとも難しい・・・

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LPといえば、かつて高校無償化や子育て支援で、裕福とはいえない世帯(ひろく労働者といえるだろう)の味方だった、民主党こと現・民進党。

民進党のオフィシャルサイトを見ると、もうビックリするくらい素晴らしいことが沢山書いてあって、とにかく並べるだけ並べましたという感じ。

ここまでくると、本当にちゃんとブラック企業とか考えてるのか? と疑わしい。政権交代のときは一応「財源は埋蔵金から」と説明あったけど、今回は財源についての記述みつからないし。「政治家が男女同数になることをめざします」とあるわりには、自民党より女性比少ないし;;

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おおさか維新の会、国会議員が身を切るのが最大公約の模様。ブラックジャックによろしくの漫画家さんが漫画描いて応援中。

以上、全政党を取り上げたわけではなく、自分が投票する可能性のある政党だけを取り上げた。

 

※次のPOST参照のこと

 

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