アサーションについて。よりよい自己主張のために。
都議会選挙、終わったようです。なんだか、自民党への怒りを、直接は関係ない都議会議員の選挙でぶちまけてないでしょうか? これで鉄槌を下したと流涎を下げられると、次のどっかの選挙で自民大勝になりそうな、いやな悪寒がします。
都民じゃないため、詳しくは見てないのでその話題は、置いておいて。
先日、アサーションの講義に行ってきました。いい話だったのでお伝えしますね。
アサーションとは、自分を生かし、相手も生かすコミュニケーションの技法のこと。具体的には、自己主張を上手に行うやり方です。
基本のテキストはアサーションを日本に紹介した平木さんが書かれた本で、 アサーション・トレーニング さわやかな〈自己表現〉のために 改訂版の通販/平木 典子 というのがあります。
日々生きていると、人への不満が発生するものの、それを言葉で伝えられなくてモンモンとすることがあります。あるいは、自分の考えや思いを、思ったように表現できなくて、人と充実した交流をもてたと思えず、欲求不満がくすぶったり。
わたしなど、そればかりでン十年も生きてしまいました。が、今からでも遅くないと自らを慰め、アサーションをやりたいです。
人間関係の持ち方には三類型ある
まず、「人間関係の持ち方のタイプ」には3種類あるそう。
- 1自分よりも他者を優先する
-
2自分だけを考えて、他者を踏みにじる
- 3自分のことを先ず考えるが他者をも配慮する
この中でもっとも正しいのは3です。が、いつでも、誰が相手でも3というのは難しいですし、3もいきすぎると、自分のことを考えるあまり強気になりすぎたり、自分と他者の配慮のやりすぎで出しゃばりなうるさい、支配的な人間になることもある、とのこと。
ここで大事なのは、自分が1、2、3のどれであろうとも否定が目的なのではなく、自分を知ることが第一、ということ。
さて、そんなで、アサーティブな人間関係のための方法論なんですが、いたって具体的です。
問題をアサーティブに解決するスキル
意見を言う前に確認し、セリフを作る(言った言葉は消せないから)
1何が問題か
2何を言うか
3どのように言うか
この3つをよく考えて、セリフを作り込みます。
セリフの作り方
1事実の描写をする
2それに対する自分の気持ちを表現する
3提案をする
4断られた時のセリフを考えておく
1と2を混同しないことが、非常に大きなポイントだそうです。
4も用意周到ですね。とかく他人は思うようにいかないもの。断られたときのセリフを用意することで、打撃を少なくできますし、相手にも、自分の断りで気まずくなった、という心的負担を減らせます。
ということで練習です。
次の状況でセリフを作ってみよう。
ある日、友人が犬を連れて遊びに来ました。
犬を庭につないで、室内で友人とお茶を飲んでいると、犬が植えたばかりの球根を掘り起こしそうになっています。
あなたは、そろそろ芽が出そうになっている大切な球根が心配で心配でなりません。
なんとか犬と球根の距離を開けたいと思っています。
こんな時、あなたは友人にどう言いますか?
これと似た問題、実際に講義で出たのですが、スキルの低いわたしは本当に頭を悩ませました。
だいたい友達のくせして、わたしがガーデニングをしているの知らないのかっ! という事実からして腹がたってしまって。←とても短気なわたしです。
どんなセリフがいいのか? それは次回にまた投稿しましょう。
それまで、考えておいてくださいね。