家がほしい。むしろ新築ではなく中古が
■プロローグ
またまた更新が遅くなってしまった。
最近は、中古でいいから一戸建てを購入し老後に備えようと、わたしら夫婦も人並みのことを考え始めた。自分だけは老人にならない、自分だけは死なないと、長く思い込んでいたが、どうもそうではないらしいと観念してきたのだ。
中古一戸建てを探し出してすぐに、理想の物件をみつけた。学区、立地、日当たり、間取り、価格、すべてがわたしの理想の通りである。これを人に取られてはならじと、取り扱い業者である不動産屋に焦ってメールを打つと、親切な若者が段取りを付けてくれた。実際に建物を見学すると、床のフローリングの堅牢さ、ロフトのある間取りの楽しさ、玄関ホールの広さ、ホールの壁の丸いデザインと、何から何まで本当に気に入ってしまった。難点はキッチンで、狭いのと暗いので陰気であったが、先日観た映画の『転々』の真似をして、60年代風キッチュな壁紙を貼ろうと考えたらもう、気持ちが踊って踊って仕方がなかった(写真参照)。ついでに流しのところの出窓(『転々』にもあった!)に、キャンディポップな雑貨を沢山買ってきて置こうとか考え出したら、楽しくて楽しくて脳みそがポップ、ポップ、ポンポコリン!☆!☆になってしまった。
のであるが、実際の手続き段階になると、不動産の素人であるゆえに甘く見ていたもろもろの世事と一気に直面することになった。いわく「手付金が物件価格の一割必要なのですよー」だの、「現在支払い中のローンはすべて払いきってゼロにしないとだめですよー」などなど。不動産の人最初は「頭金なくて大丈夫、お金なくて大丈夫」と言っていたくせにだ。
話が違うじゃないかよーーーーーー!と立腹し、次に激しく落ち込んだ。
こっちが世間知らずだから起きたことなんだろうから(どーせどーせ)、文句も言う気はないけど。
そんなで、実際に買えるのはまだ当分先だ。
おとなしくブログでも書くことにする。