6月1日に「いたい日記」というのを書いた。
数日後に続編も書いた。
けど続編の方は動揺のあまりいいわけが多くなり目も当てられなかったので削除した。


でもってあれから一ヶ月。
再び月の最後の日曜日がやってこようとしていた。
わたしは、またまたあの悪夢が再来してはならないと、町内のことに詳しい元村さんのお宅に赴いた。
「あ、あの、明日また町内掃除大会の日ですよね??何時からですか?どこに集合すればいいんですか??何を持ってけばいいんですか?!」
かなり悲壮な按配だったと言わざるを得ない。
それくらいトラウマだったということだろうか。
元村さん(のご主人の方)は、ラクダのような口と首を前後に揺らしながら、やさしく答えた。
「ああー、あれは毎月やるんじゃないんです。
季節の変わり目に、クリーンデイってことで行っています。
けど別に強制ってわけじゃありませんよ。
市が主催しているので、ちょっと遠くまで行ってゴミ拾いなんかをするんです」
というではないか。
「えええ!!ホントですか?
ってことは、先月の掃除大会の日も、うちの近所の清掃ではなかったんですね!!」
「日々野さんの前に住んでいた中川さんの時はそうでしたが、最近新しい家が増えたので、日々野さんは私たちと同じ場所、あっちの方に行きます」
と、あっちの方を指差すではないか。
えあっちってどっちですか?
あっちです
あっち?
あっち
なんかよくわからなかったが、ともかくよかったーと、まだ二回しか会っていない元村さんに抱きつかんばかりの勢いで小躍りしていた。

投稿者 sukima