「『新撰組』化する警察&検察&官僚がニッポンを滅ぼす!」

新聞紙は役にたつ前回続き。
【1月18日生中継】「『新撰組』化する警察&検察&官僚がニッポンを滅ぼす!」
を見た。
見たけど、わたしの場合、こういう話には特別興味はないのだと悟った。
でもせっかくだから、把握した範囲で概要を述べてみよう。


要するに、検察は、強大な権力をもっている。
なにせ、自分が逮捕したいと目をつけた対象は、政治家だろうがなんだろうが逮捕でき(裁判官が逮捕令状を発行するので、裁判官が「逮捕すべきでない」と判断することも理屈では可能であるが、検察は組織であるところ、裁判官は「一人」であるため、令状発行を拒む勇気はもてないそうだ)るし、起訴すれば99%が有罪となっているそうだ。また、逮捕のためには、事実を捻じ曲げることはお茶の子さいさいであり、実例はいくらでも挙げられる。番組では、昨日釈放されたばかりの「三井環」氏が、録音の声のみで登場していた。三井氏は、検察の裏金問題を内部告発した人物で、鳥越さんの番組でインタビューに答えることになっていた前日に、検察に逮捕されたそうだ。
これだけでも恣意性をまざまざ感じる恐ろしい話であるが、さらに事態を悪化させているのが、マスコミだ。
マスコミは、検察や警察から情報をもらって記事を出せている関係もあり、また、検察権力をおそれてなのか、そこらの事情は明確には把握しそこねたが、ともかく、完璧に検察の片棒をかつぐ役回りとなっている。
先の、三井氏の時も、「口封じではないのか」と、少しでも検察批判を行う新聞があってもよかったはずであるが、皆無だったそうだ。
検察+マスコミ(新聞、テレビ)という、本来別個に独立しているべきのものが、結託して世論作成を行っている、という醜悪な事態が目の前に広がっている。現在マスコミは、「説明責任」という言葉を武器に、ひたすら小沢さんを悪人に仕立て上げている真っ最中だ。

そうではなく、少しでもマスコミで働く人に知性があるのなら、新聞、テレビが明日から展開すべきは
☆1:国会が始まる直前という時期をねらって石川議員を逮捕することにより、石川議員は国会に出られなくなった。それは、北海道の有権者を踏みにじる行為である。こういう国民の上に立つ、検察のやり方を批判する。
☆2:小沢氏は、「検察と闘う」と説明している。「説明責任」「説明責任」と馬鹿みたいに連呼するなら、この言葉の内実をちゃんと検討する。
他にもあったら、ちゃんと考えて、そっちもやる!!
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上記の番組に関連して、参照した記事を紹介しよう。
■1:【佐藤優の眼光紙背】千葉景子法務大臣は検察を適切に指導せよ
>本件は、基本的に「国家を支配するのは誰か」という問題をめぐり
>官僚と民主党の間で展開されている権力闘争だ。
>国民とは関係のない「彼らの喧嘩」である
なるほど。どーーりで、興味をもてないと思った。
実際、いつまでこんなことをやっているんだって感じ。
地方自治とか、国民生活とか、何にも進まないじゃないか。
■2:“検察が逮捕したい人”一覧(Chikirinの日記)
なるほど。
いやな話だ。
ただ、検察が「右」かどうかは、微妙だと思う。
右でも左でもなく、話しを聞いていると単に「自分」みたいだから。
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ということで、infoseekの企画のおかげで、視界が開けてきた。
「新撰組化する」ということだったけど、確かに、幕府という制度をやめて新しい国作りをしようとした勢力を妨害した「新撰組」と、現在の官僚とマスコミは似ている。
とはいえ、少なくとも新撰組は、「幕府を守ろう」という使命感はあったと思われる。(よくわかってないので自信はないけど)
ところが、現在の検察とマスコミが何を守ろうとしているのか、さっぱり分からない。
おそらくマスコミの方は既存の位置付けとステイタス、というあたりだろうけど、検察は何を守ろうとしているのか?
自分のプライドというあたりなのかなー
個別性の時代であり、多様性を守る必要性からも、ひとりひとりの検察官の姿を見ないとダメじゃないかなぁと思う。
(検察の横暴な権力行使は許せないので、それはそれとしても)
番組でも誰か言っていたけど、検察権力の中に、数人ガチガチのエリート意識のカタマリがいたら、もうそっちに引きづられるだろうし。
検察の改革ってどうすればいいのかなーーー
というあたりで眠くなったので又今度