沖縄–アメリカとの関係–ウィキリークス
前回続き
残念ながら当選したのは伊波氏ではなかった。
うちのリビングのつい立には、あの日の新聞がまだ飾ってある(写真)。
これを見ると、東京新聞の扱いの大きさも分かるってものだ。
それでも、伊波氏のツイッターにもある通り、対立候補仲井真氏に「県外移設」という公約を言わせたのだから大変な成果だし、仲井真氏にしてみたら、その一言を言わなければ当選できないと判断したからこそ、言ったのだろう。
☆「写真で見る・知る沖縄」というブログのこの記事を見ると、細かな得票数なども分かる。普天間基地を擁する、伊波氏が市長をしていた宜野湾市では、やはり伊波氏が勝っている。一方「辺野古」のある名護市の場合は、仲井真氏が勝っている。とは言っても、有権者数-得票者数は16056票だから、伊波氏(13040票)、仲井真氏(15213票)にそれぞれ投票した人よりも、誰にも投票しなかった人の数の方が多い、ということだ。
何を思い投票を拒否したのだろうか。
☆2010.12.14
官房長官「甘受」発言に反発 「差別変わっていない」と県民ら
「レイプされても甘受しておけ」、と言っているような気持ちの悪い不愉快さマックスの言葉の最悪の使用法。イヤだイヤだこんなやつイヤだ。でもこれ、日本政府として馬鹿正直発言なんだと思う。
☆今週号の週刊ポスト
今週のポストは読み応えがたくさんある。
その中のひとつ、
<ウィキリークスが暴露していた『アメリカの属国ニッポン』秘密通信
わが国はここまでアメリカの言いなりだったのか! ウィキリークスが次に暴く「沖縄・売国密約」>
扱いは他の「大奥のSEX」やら「無税国家論」とかに比べると小さいながら、これはホントに読めて良かったと思った記事。
わたしもウィキリークスの事は知っていたけど、日本に関する機密なんかないんでしょ? なんて思っていた。したらなんと、日本に関連した暴露は、国別で3番目に多いそうだ。そんなにネタの豊富な国だったのか日本。というか日本の場合、政府や大企業だけではなく、それらと独立しそれらの不正を告発するはずのマスメディアからして挙動不振だから、暴露すべきことはいかにも多そうだ。
それはともかく、現在暴露されてるだけでも、日本がアメリカの言いなりなのが丸分かり、との記事。
☆2010年12月10日 19時00分12秒 Wikileaksはなぜ世界中の国家を敵に回そうとしているのか?
ウィキリークスは入手した一次ソースをどうするのかという興味深いお話。
いくら「すごい情報仕入れた!!」といっても、それはそれだけでは膨大すぎて誰も読まないし関心も持てない。
読んで、検証して、その意味と価値を確立して、読みやすい形に整形して広められる人でないと、どんだけすごい一次ソースも生きてこない。それをやれる情熱と価値観の持ち主でなければならない。さらに時間も必要。さらにさらに、受け手も無関心ではいけない。
ウィキリークスは必要だと思う。と、いうのも、国家と国家の上層部が変につながる、イヤーなグローバル化が今後どんどんありそうだから。全部が全部悪事とは断言できないけど、「秘密」にしたがるなら「搾取」っぽいことである確立は高そう…
——————->>>>つづく