4月17日日曜日。くもり

恋の罪■311の影響で、他のことが止まっている
先ほど思いついて、長く放置していた記事一覧に最新の記事を付け足した。それであらためて気づいたのは、311以降は、震災と福島原発の事以外は何もアップしていないということで。311がなければ、たとえばNHKのドラマ『太郎の塔』で寺島忍演じる太郎の母が、太郎を溺愛したり突き放したりする様子が、美しくもアンモラルチックで見事だった事や、芸術のため子を千尋の谷へ突き落したはいいが激しい寂しさに慟哭するさまが、悲しくて美しかった事、などなどをアップするはずだった。
その回は第二回で、二回と三回の間に311が起きてしまった。
それに、『冷たい熱帯魚』の次の『恋の罪』はいつ公開されるのだろう。とっくに完成しているというのに。
震災&原発事故の影響で公開が延期されているのだろうか。情報によれば「セックス、生と死、家族などを通して壮絶なドラマを繰り広げる」とのことだ。311の影響がいくぶんか薄れ、平常を取り戻すまでは公開されないのだろうか? 生と死はともかく、恋とセックスは震災&原発事故ごときに影響されることなく存在し続けるはずなので、近いうちに公開してほしいなと思う。

■内閣府原子力委員会・国民の皆様からのご意見募集
と言いつつ、やはり震災&原発事故関係になってしまうが、さっき見て思わず吹き出したのが、内閣府原子力委員会・国民の皆様からのご意見募集について(HP入力)だ。事故が起きる前や、原発建設以前の段階で募集するならともかく、放射能まき散らし放題のレベル7の大事故になってからご意見募集とは。後手後手にもホドがありすぎ。
(ずっと前からあるページかもと思ってgoogleで期間限定検索をしたところ、今年の3月28日にアップされた様子)
いよいよ「国民の皆様」にご意見募集するくらいしか打つ手がなくなったのか? ああ恐ろしい。
がしかし今は、以前のことは置いておいて、意見応募しまくるのもあるいは有効かもしれない。
実際、多くの人がこの募集に反応しているのが、ツイッターやブログでわかる。
それに、今度という今度は、日本政府には何もない事がよくわかった。
ドラマや映画では、ゴジラ大暴れや日本沈没などの緊急事態が起きれば首相のへやの秘密のドアが開いて、巨大な会議場が現れ、巨大なモニターを眺めながら国のトップエリート官僚やトップ実力者やトップ大臣が「我々は何としても我が国を守らねばならん!!××発動だ!!」とかやっているが、そんなものは何もなかった。
「あった」のは自衛隊くらいなもので、今も被災地で懸命な作業をやってくれている。が、本来なら全省庁をあげて自衛隊の救援活動をバックアップしなければならないところ、逆に孤立無援な状態においやり、他の省庁が持っている無線機能などもわけてやるわけでなし、自分のことしか考えていない始末。
それ以前の原発建設の段階からして、原子力安全委員会・保安院の仕事は原子炉が無事であればいいので付近住民の健康や土地や作物、畜産業、漁業がどうなるかなどは、管轄外
電力会社は電気作るのが仕事だから付近住民の健康や土地や作物、畜産業、漁業がどうなるかなど管轄外なうえに、200キロ、300キロ圏の国民の迷惑および将来にわたる健康被害はもちろん、海洋への長期に渡る被害など管轄外・・・
なんでもかんでも管轄外もしくは想定外というわけで、もともと人として問題ありすぎる連中が作っている世の中だったということだ。
同じ「人間だもの(わかり合える・わかってくれる)」、と油断していたのが大間違いだったということだ。

「原発止めろ、菅を止めろ」市民デモ
わたしも10日には行ったデモ、16日にも渋谷でデモがあったそうだ。
なかなか全部のデモに参加することは難しいが、行ける時には行きたい。

■勝間和代、原発推進から寝返ったはいいが、寝返り方が悪くてこむら返り
もともとは原発推進だったという勝間氏が意見を変えたと。意見を変えたのはいいが、東電幹部総辞職など見当外れなことを主張するなど、金をもらっておいて見苦しいとの噂。
この方の動画はまったく見たいと思わないが、勝間さんには生涯「放射線はいくら浴びても安全・無害」と、主張していてほしかった。案外、本当に、無害なんじゃないかと、ちょっとだけ希望をもっていたからだ。勝間さんに勝ってほしかった。

投稿者 sukima