マイケル、トンデモ核種

当地の行事に反対すると、それはそこに現に住んでいる人を傷つけたり苦しめる、というのは最初から懸念されていたことだ。しかしそれでも言わないわけにはいかないと、誰も必要にかられて言っているのだと思う。
中でも気になる「核種」というのがある。


駅伝コースの0.6マイクロシーベルトなど言っているのは「セシウム」からの放射線で(「ヨウソ」の方は半減期が短くて消えたので)、セシウムはベータ線とガンマ線を出すという。
計器で簡便に計れるのは、ベータ線とガンマ線しかない、らしい。
そのため、何マイクロシーベルト、と言っているのはベータ線とガンマ線限定であり、セシウムのみとなる。
しかし実のところ一番危険なのは、アルファ線しか出さないストロンチウム90などである。(他はウラン、プルトニウム。いづれもベータ線ガンマ線を出さないので計測できない)
プルトニウムが呼吸器に入った場合、生涯、肺の中でピンボールのように行ったり来たりしながら、放射線を出し続ける、という。
一方ストロンチウムの方はカルシウムと勘違いされ骨に取り込まれるという。
参照:暮らしの放射線Q&A
参照:「生活短信2011・11・11」
したがって、「飛行機に乗っても2マイクロシーベルト被曝」と言っているが、それは宇宙からやってくる放射線による外部被曝なので大してもんだいではない。

そこで思い出すのが、クリス・バズビー博士であり、わたしも7月に記事にした。
が、どうもこの博士の旗色が悪い。
ネットの噂では、氏は核種吸着グスリ??を売ろうとしているか、会社の広告塔になっている、という。
(詳しくは検索のこと)
人がよくて利用されやすい人なのかもしれないし、必ずしも、博士の研究を無化するものとも思えないが……
なんというか、出てきて説明してほしいと思う。

ついでに、変なものをみつけてショックを受けた。
原発作業員4300人死亡、というのだ(興味のある方はご自分で検索のこと)。
頭が割れそうになった。あながち、嘘とも思えないからだ。
なにせ、今までの東電と国の体質から推し量るに、ありえなくもないのだ。
しかし今は、わたしはこれはトンデモ扱いにしようと思った。

放射線とは関係ないのだけど、そろそろ来年のカレンダーをDL、プリントして壁に貼ろうと思い、検索していたら、2012年というのがマヤ文明で人類の終わりと予言されているらしく、関連話題が多かった。
その中でみつけたのがマイケル・ジャクソンの
Tabloid Junkie (YouTube)だ。(みつけた実物はブログに貼ってあった)
そのブログもカルトチックなものであったが、試しに聴いてみると、マイケルの味わった苦痛がストレートに怒りをもって表現された、かっこいい曲だった。ニコニコにも2009年にアップされて共感を呼んでいる。
しかしアップ主は陰謀論とからめてこの曲をとらえていて、かなりトンデモだと思った。
いや巨大資本のなんとかというのは、あるのかも知れない。
けれど、この曲でマイケルの言っているのはひたすらに
「雑誌で読んだからといって、テレビで見たからといって、真実にしないでくれ」というもので、虚構を信じて攻撃してくる一般人、ニュースになるなら何でもやるメディア人を批判しているものだ。
つまるところ、それは聴く者自身の胸をえぐる刃なのである。
また、そう聴かなくては聴いたことにならない歌でわ?
ところがどっこい… そうはいかない人もいるようなのだ。
なかなかに、手強い世界であると、再認識したトンデモな夜だった。

放射性ストロンチウムの継続的な測定・調査を求める申し入れ(共産党から東京都への要望)
東京電力福島第一原子力発電所事故に係る放射線・放射性物質対策等に関する要望(11月、国への都の要望)
もっとマシなリンク先ないのか… いったい、どれくらい核種あるのか自分ではみつからず