藍原さんによる福島報告 (2012年02月18日)市民グループによる「サテライト保育」広がる

市民グループによる「サテライト保育」広がる(この回無料放送/ビデオニュースドットコム)
医療ジャーナリスト藍原寛子さんによる、福島レポート。
今回話していた内容は…
 福島の子どもいる世帯のうち、避難できる人たちはすでに避難していて、どうしても避難できない人が子どもたちのために色々工夫しているお話。
「サテライト保育」といって、線量の低い地域まで車で連れて行って、そこで保育するという活動・グループができた。動画中では、0.3マイクロシーベルト毎時の郡山市から、0.1ほどに下がる猪苗代に連れていってスキーをしていた。普段は子どもが土を触るのも草木を触るのも注意しているところ、雪の上で寝転んだりとのびのびさせることができたと、おかあさんの一人は喜んでいた。
 他は、自主避難した人が、避難先で保育園に入所できるのか、あるいは病気になった時の医療費はどうしているのか、といったこと。これらは、住民票を移して(正式に引っ越して)しまえば良いことであるけれど、家のローンなどあって簡単にいっていない。
ここらへん、いちがいに行政の全部が、無理解だったり冷たいわけではなくて、柔軟に対応してくれるケースも少なくないようだ。
 他、医療費は福島市の場合は、去年の11月から中学生まで無料化したのだが、自主避難してしまうと、実質的受けられなくなっている。というのも、避難先ではいったん医療機関の窓口で全額支払わなくてはならない。返還してもらうには、福島市の窓口まで直接いかなくてはならない。沖縄に避難してたらそれは実質不可能なので、自己負担となっている。
 というあたりの事が詳しく説明されていた。
 あと、藍原氏が最後に報告していた事として
「避難という言葉を使うと、避難するにしても、しないにしても、周囲と軋轢をうむ。だから、保養という言い方が良い。子どもの休暇期間に高線量を避けて遠くへ行く際にも、『保養にいってくるね』と言えば行きやすい」という意見がきかれる、とのこと。
以上ごくごく簡単に
☆ ☆ ☆
国は何をやっているのだろう。
市単位の行政まかせでいいのだろうか?
(いや、自分が知らないだけで、何かやっているのかもしれないが…)
福島の放射線量、2700カ所10分毎に 文科省HP
↑こういうのは最近作ったそう。
☆ ☆ ☆
こちらがそのサテライト保育をやっているグループ。寄付も募集中↓
pokkea.jpg
サイトより抜粋:福島県内でも放射線量の低い地域はたくさんあります。
日々、そんな地域まで移動して乳幼児~小学生を保育・預かり、少しでも子ども達の被曝を抑え、放射線汚染に対する不安を軽減しようとする取りくむグループ。