1959年の満員電車から読み解く現在の年金、税金

◆黒い十人の女|染谷将太 オフィシャルブログ 「六曜日」 Powered by Ameba
http://ameblo.jp/shota-sometani/entry-11212885613.html
にアップされていた 市川崑監督の『満員電車』(予告編)
その解説fromアマゾン
—-引用ここから—-

商品の説明
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チャールズ・チャップリンは『モダン・タイムズ』で、システム化されていく現代社会の非人間性を警告したが、市川崑監督は『満員電車』で、システマチックに動く社会に自ら飛び込んだ青年が経験する悲喜劇を、滑稽なマンガチックなスタイルで描いてみせた。高度成長まっただ中の1959年。ビール会社に就職した青年だが、社会全体が上昇志向で舞い上がる様子を、市川監督は乗客でいっぱいの満員電車に例えており、「座席がないと分かっていても、うろうろしていたら電車にはなおのこと乗れやしない」とのセリフを主人公に言わせている。そこにこめられた絶望感。しかし市川はそうした青年の感情を一切描写せず、むしろ奔走する彼の様子をスラップスティック・コメディーのように描いて見せている。『満員電車』は本質的にはコメディだが、そのシニカルな作劇故に冷たささえ感じる社会風刺映画である。(斉藤守彦)
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
戦後日本のサラリーマン事情を痛烈に風刺した、市川崑監督による社会派コメディ。新社会人となったひとりの若者が、記憶喪失や失業と闘いながら生きていく様を描く。

—引用ここまで—-
染谷将太クンがブログにアップしているのは予告編なんだけど、予告編だけでもあの時代の満員電車ぶり(人の多さぶり)に、驚ける。(それに、どの時代にも絶望ってあるのだなと感心)
『満員電車』の制作年は1959年。その当時20才だった人は現在73才。
30才だった人は83才になっている計算。
それで思い出したのが、
◆消費増税ではDoomsdayは避けられない – マル激トーク・オン・ディマンド – ビデオニュース・ドットコム インターネット放送局
http://www.videonews.com/on-demand/561570/002314.php
上記番組中、ゲストの野口悠紀雄氏は、「我々の世代が年金を貰いすぎているのだ」と、ほんとうにエライことに自己申告していた。
氏は調べると1940年生まれだから、72才。
現在、70才代以上の人が受け取っている年金額は、氏によれば「計算違い」で発生したもので、高すぎる金額だそうだ。
それを、是正しないことには、消費税を10%にしたところで、効果はないとも。
『満員電車』の人々の多くは故人となっているけど、健在の70代、80代の人々に祝福の中で余生を過ごして頂くためにも、現行の年金制度は見直さないといけない、とつくづく思った。