サービス産業で日本経済が成長するためには何をすべきか?!・・・・と考えた日の日記

わたしのgoogle+、まったくもって更新が進まない。かろうじてan naka – +1 – Google+だけは細々と追加しているけれど、それとても、重苦しい気分になるばかりなので、読むのが追いつかない。

とてもじゃないが、東京オリンピックのエンブレムパクリ事件とか、中学生が殺された?事件になど口を挟む余裕がない。

けどさ、最初から古くさいデザインだと思ってた。第一、あの新国立競技場の流線型のデザインと関係なさすぎるじゃない。国家をあげた一大イベントのはずなのにそんなテンデバラバラで整合性がないって、どうなの? と、疑問には思っていた。

といってもあえてそんな内容をアップする気力もわかないまま、どうでもいいさねって感じだった。ところが中には、@unkotaberunoこと中川じゅんいちろうさんのように、いつまでもデザイナーというか広告業界批判を元気いっぱい繰り広げている人もいたりして、わたしも見習わなくちゃなあなんて。

一番驚くのはさ、五輪のエンブレムにしろ、トートバッグにしろ、Tシャツにしろ、なんでその人んところにばかり仕事がいくのかってことで。そのなんだっけ佐野さんだっけか、その人だってもとはスゴイデザインをしていたわけでしょう? けど一定量以上のオリジナルな作品は生み出せないってことが証明されたんだから、その一定量がどれくらいかを判定すると、ひとりのデザイナーに頼めるMAX量が割り出せるんじゃないの。

でもって、MAXいってるなと思ったら他のデザイナーに頼むとかさ。いくらでもいるんだから、みなで仕事を分け合った方がいいんじゃないの。

とか思ってみたり。


前回ちょっとふれたサービス業について、本でちょっと調べた。

曰く、かつて農業が主役だったが工業にとって変わられた。

その時、農業はなくなったわけではなく、工業化した。いってみれば工業生産品を作るに似た仕事になった。

次いで情報化時代になり、工業は後退した。が、工業もなくなったわけではなく、サービス産業化したのである。

たとえば、トヨタ(と、その本はたとえを挙げるのであるが)は、かつてのフォードが車を何万台も作ってそれを売りさばく手法だったのに対し、顧客とのコミュニケーションを通じ顧客の細やかなニーズに即応した車を、注文が入った後に、生産するのである。

これが工業のサービス産業化の一例である。

その本には続いて、こう書いてあった。

つまるところ私たちは、情報経済の頂点にあるサーヴィス部門を動かしている非物質的な労働の三つのタイプを区別することができる。第一のタイプは、工業生産に含まれたものである。工業生産は、その生産過程そのものを変容させるような仕方で情報化されており、コミュニケーション・テクノロジーを組み込むようになっている。(中略) 第二のタイプは、分析的でシンボルを扱う作業という非物質的労働であり、それ自体が一方では創造的で知的な操作に、他方ではシンボルを扱ってはいるがルーティンの作業に分裂していくものである。最後に、非物質的労働の第三のタイプは情動の生産と操作を含むもので、(仮想的または現実的な)人間的接触、身体的様式における労働を要求するものである。これらがグローバル経済のポストモダン化を推し進めている、三つのタイプの労働である。

先に進む前に、私たちはこれらの非物質的労働の形態のそれぞれにおいて、協働が労働それ自体に完全に内属していることを指摘しておくべきだろう。非物質的労働の協働的側面は、それ以前の労働の諸形態のように外部から課せられたり組織されたものではなく、むしろ協働が完全に労働活動それ自体に内在的なものになっているのである。(後略)今日では、生産性、富、それに社会的な剰余の創出は、言語的、コミュニケーション的、そして情動的なネットワークをとおして協働的な相互作用の形をとっているのだ。こうしてみずからの創造的なエネルギーの表現において、非物質的労働はある種の自発的で基本的な共産主義のための潜勢力を提供しているようにみえるのである。

『<帝国> グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性』のp.378からp.379だ。(下線は本書では傍点、太字はわたし)

といっても不肖自分、この本まったく読んだわけじゃない。6年ほど前、シーサーブログに現代帝国論のレビューを書いた時に「ひょっとしたら読むかも」と買ったはいいが分厚すぎてめげて、でも汚れるのイヤだからお手製のカバーをかけて大事にしまっておいた。すでに日本初版から12年も経過しているとはいえ、凄みのあることが書いてあると思った。

引用箇所も、全体の文脈上でどう位置づけられてるかによるので、ヘタなことは言えないが、この範囲で考えると日本人もせめて英語に抵抗がなくなって「グローバルなサーヴィス産業を頑張った方がいいのでは・・・・」とゆう、素人感覚いっぱいの提案をしたい。

むろん、英語のみならず中国語も少しは分かりたい。

 

 

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