Work「褥創」
2003年10月6日
前回書いた褥創さんなのだけど、数日前、久しぶりに見て、愕然とした。
悪化している。否。悪化しまくっている。
悪化して、腐敗臭を発散しているのだ。
この臭いには、頭を殴られた気分だった。
現在行っている処置は、生食洗浄+ポケット部へのプロス○ンジン軟膏+ガーゼ保護だ。
それ以前はアクア○ルを使っていたのだが、組織の壊死がすすんだので変更したのだ。実際、ア○アセルは、もっと軽度の褥創にはいいだろうが、あそこまで進行したものに貼り付けても、あっという間に溶け出して貼っている意味がないように思える。
あるスタッフによると、「褥創は治る直前は、ものすごく悪化したように見えるときがある」とのことなので、そうであることを願うけれども、生きながら腐敗が進んでいるようで、暗澹たる気持ちになった。
2005/08/15追記
腐敗臭必ずしも悪とは限らず。こんなサイトがありました→新しい創傷治療