漫画喫茶にて
ぜんぜん寝ていないから、第一に瞼が重い。
徹夜の理由なんか訊かないで欲しい。
いつだって、徹夜に理由なんかないのだから。
そういえば、この前漫画喫茶ジュテームに行ったら、
達也の友達のご両親に会った。
会うのも道理で、わたしの大好きなジュテームを経営しているの、
その方たちなのだ。
(それを知ったときは、やっぱ驚いた)
漫画喫茶に行く理由は、いくつかあって
いちいち全部は挙げられないけれども、今回の場合は
読みたい漫画があった。
古本屋とか本屋とか、どこにもなくて、
最後にジュテームに期待したのだけれどみつからなかった。
店の人に(つまりはその御両親に)訊こうかと思って、
でも恥ずかしくて訊けなかった。
(特定の書籍名を口に出す時って、自分の裸をチラッと
見せたみたいで、気恥ずかしいものでしょう?)
そんなで、漫画の方は諦め、パソコンに向かった。
しばらくして、ご両親(荻野さんとしよう)のうちの
奥さんの方がパソコンブースにやってきて
「スキマさん、コーヒー飲まない?」
と、まるで自宅の居間の客人に対するように話し掛けてくれた。
「大丈夫、自分でできるから」
わたしは、こんな場所で時間を潰している姿を見られた、
ばつの悪さもあって、日本人にありがちと言われる
無意味な笑いを浮かべながら答えた。
そんでもって「こんな場所」の経営をしている
荻野さんも、わたしに近い微笑みを浮かべて、
結局、お盆に載せて、コーヒー一式を持って来てくれたのである。
「あっちにまだあるから。お変わりも自由」
と、事務的とも親しみがこもったとも、どちらとも言えない
口調で言った。
わたしはすでにそれは熟知していたが、お礼を述べた。
気まずいと言えば気まずい、同胞意識と言えば同胞意識、
みたいな感情をわかせつつ、やっぱり、ここは
荻野さんと世間話をしに来たのではない以上、パソコンに
向かったのであった。
禁煙というのが、なかなか完了しなくて、
禁煙ガムをまだ噛んでいる。
今でもまだ煙草が吸いたい。
煙草の欠点は、吸いたい欲求がすべてに勝るということだ。
えとー
今夜はもう寝ます。
出したいメールがあったのだけど、それに、
すべてにメールを優先する方法に変えようと
思っているのに、どうしてもこういう
お気楽ページを書いてしまうのだなぁ