トム・クルーズがサムライビレッジの一員として皆の間に馴染んだ頃、忍者軍団が夜襲して来るのだけど、その時小雪が小刀みたいので敵を一人やっつけた。

 ここでつくづく思った。もっともっと大活躍して実は一番強いの小雪~!! ってことになってほしい。キューティハニーみたいに、チャーリーズエンジェルみたいに、「グリーンディスティニー」のチャン・ツィイーみたいに!

 しかし、現実って厳しいからそういう甘い展開にはならない。

 同じく勝元(渡辺謙)とトム・クルーズ、もっとステキに愛し合って!! と思っても、ベッドシーンなんかないの。現実ってつまらない。

 けど、日本が刀ではなくあの無粋な鉄砲類を選んだ時に、近代化が始まったと言うのなら、そこから今現在に至るいろいろあった歴史に思いを馳せて、深い深いため息を付く事が出来る、そういう映画に仕上がっている。

 ことに感動した部分は、南北戦争後のPTSDおよび罪業感に苦しむトム・クルーズと、日本の大仏さんがオーバーラップしたシーン。

 あれがあったから、何も違和感なくなった。トム・クルーズが袴はこうが箸持とうが。