『アンダー・ユア・ベッド』大石圭

 さっき読み終わったので「好き魔本棚」(ブクログ)に追加。
 上を目指し先を急ぎ夢を追いもっと愛を! と生き生きハツラツと生きるわたし*1には、信じられない、こんなやつ。「敷石の下の名もない虫」のようなこんなおとこ。「あの人のベッドの下」にひそんでじっとしているこんな変態やろう。

 でもなんか癒される。
 このおとこは(そして作者は)、果てもなくやさしい。
 「忘れ去られた人」なんか本当はいないのだと、無邪気に安心することはできないけれど、今はそうしたい気分。

アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)

アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)

*1:と日記には書いておくよ

bluegreen
  • bluegreen