book 18 11月 2010 異形の日本人 以前から「異形」という言葉がこびりついて離れない部分がわたしの頭の中にあって、だからこの本を見かけた時も、他人は何を異形とみなすのかと興味を持った。この本では全六章を費やし計六人(そのうちターザン姉妹は組み)が異形として紹介されていた。異形と称される根拠は、路地(被差別部落)の出身であることや、やっ… 続きを読む
book 22 7月 2010 いい顔してる人 / 荒木経惟 当方、あんまり写真関係に造詣が深くないため、荒木経惟さんの名前だけは見かけたことあるものの読み方は「あらきよしのぶさん」?「あらきよしつねさん」?みたいな感じでひどく曖昧モコとしていた。先日とある写真家さんのブログで本書が絶賛紹介されているのを見て、自分も読んでみたくなり購入してみて初めて「あらきの… 続きを読む
book 3 6月 2010 ベイビィ、ワンモアタイム / 南綾子 かなり以前に読書系ブログで感想を見かけてこりゃおもろそうだと勘が働きネットで注文したものの、いろいろな出来事があって読む時間が取れないでいた。休日の今朝、ヨミウリテレビにチャンネルが合わないよう注意ぶかくリモコンを持ちながら(またテリーさんに難癖をつけたくなったら困るので4chは避けている)テレビを… 続きを読む
book 31 3月 2010 フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略 この本を読んだ動機は、うまいこと工夫したら自分でも儲けることができるんじゃないかなーーっと思ったから。 が、そんな甘いものではない気配が濃厚で、従来の商売よりもいっそうの商売への情熱がないと無理なんじゃなかろうか?と思った。 もっとも158ページには、「これは儲かるか?」という問い自体「平凡なもの」… 続きを読む
book 14 3月 2010 日本人の知らない日本語 なるほどー×爆笑!の日本語“再発見”コミックエッセイ これは面白かった。まさに副題の通り、なるほどと知識が身につく+腹抱えて爆笑、さらにプラス、さまざまな国からやってきた日本語学習の生徒たちが可愛くていとおしくなってホロリとする、愛情いっぱいのステキな本。 (さらに…)… 続きを読む
book 24 12月 2009 悲しみを聴く石 / アティーク・ラヒーミー 『悲しみを聴く石』は、苦しみ苦しみ苦しみながら、秘密を明かしていく話だった。 作者は、アフガニスタンからフランスへ亡命した、男性のアフガニスタン人の作家。(てっきり女性かと思ったが男性だった) 読んだ動機は、アフガニスタンに生きる(特に女性)とは、どういう気持でいるものか知りたかったから。もともとこ… 続きを読む
book 15 11月 2009 福田君を殺して何になる —光市母子殺害事件の陥穽— / 増田美智子 うちが取っている新聞は東京新聞なんだけど、何ヶ月か前の小さなコラム欄に、〝光市母子殺害事件の犯人を実名で書くルポルタージュ本が近く出版される、その著者はごく若い新進の女性ルポライターである〟と、書いてあった。 以来、早く読みたいと思っていた。 読みたい理由は次のことだ。 (さらに…)… 続きを読む
book 3 11月 2009 希望ヶ丘の人々 / 重松清 2年前の夏、まだhatenaの住人だった頃、『滝山コミューン一九七四』(著者:原武史)の感想を書いた。その時期に原氏と対談していたのがこの作者で、両者は同世代人であるゆえ、あの時代を再発見しその中で共感しあっていた。かくゆうわたしも1962年生まれと同世代であるから行き掛かり上、色々と考える機会をも… 続きを読む