冬休み最後の日曜日
2005年1月9日
今日はダンナッチが子供達を連れて自分の親元へ出かけてくれたので、とても解放された気分。
それでも、彼らが出かけてテレビを付けたら、関口宏の番組で「紅白の視聴率が過去最低」だったとかで、その理由として、「テレビが家庭から個人へ」移ったことや、家族が「バラバラに」なっていること、或いは以前は家族的な付き合いのあったご近所さんが「何をしているかもしらない」ような人間関係に変わったことなどを挙げていた。
そういった話し自体は今に始まったことではないのに、今日のように急に家から人の気配がなくなった直後に見ると、わたしのホメオスタシスがバランスを欠いて「それは大変!この世の終わりだ」みたいな気分になった。
しかし、しばらくして落ち着くとだんだん冷静になって「もう10年くらい紅白の視聴率過去最低って言い続けているじゃん?」と思えてきた。当のNHKだって、世間が「多様化」して、「嗜好が分かれ」て、「個人の時代」になって、たるいテレビなんかより好きなDVD見たり、アドレナリン出っぱなしになれるコンピューターゲームをやったり、あとでblogのネタにする格闘技を見ているくらい、先刻ご承知なはずで。
なのにまた民放がお約束のように「紅白の視聴率」「紅白の視聴率」と取り上げているのだから、ほんとうにもう、テレビって相当終わっている。