小学校の日曜参観

今日は小学校の日曜参観の日だった。
ものすごく体調が悪くてさぼりたい気持ちで一杯だったのだけど、末次郎が「今日、くる?」「今日、くる?」となんども聞くので、仕方なく「いくよいくよ」と答えた。
いくと言った以上は行かねばなるまい、というサムライ道を発揮して重い腰を上げ、出かけた。
最近の日曜参観は、1時間じゃとうてい終わらずほぼ半日かけるから、全部参観するとフラフラでぶっ倒れかける。
とうてい全部は無理と、2時間目の国語(短歌と俳句)と、3時間目の野菜炒め作りだけを参観した。

それで全力を使い切り、やっとこさできあがった野菜炒めを一口試食し、帰ることにした。
ちなみに、野菜炒めは野菜がクタクタになるまでよく炒めてあり、そのせいか野菜の甘みが存分に引き出されていた。欠点は、柔らかすぎなのとカサが減りすぎたことと、塩味が少なかったことだ。
食べた感想をひとこと言う時、褒め言葉を言おうとして、エナジーが枯渇しきっていたわたしは
「……塩が…」
とあえぐように一言口に出せただけだった。
「ほらごらんよーっ だからー 塩もっと入れようとしていたんだよーー!!」
その一言で末次郎んとこの女子チームの間に内紛が起きてしまった。
まずいまずいちょっと訂正しなくちゃ、と思ったんだけれど、最近の子供は簡単にはオトナにうち解けない。
子供相手の犯罪が日常茶飯と化し、オトナへの不信が常態になっているからだろう。女子の子供達からとんがった視線光線を受け、ダメージを受けたわたしは、そのまますごすごと帰った。

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