土曜日は祝祭日?
2005年7月9日
昔読んだ村上龍の小説だかエッセイに、「人間がものを考える、その90%は人間関係のことだ」とあって、ああなるほど、それは大変だし、くだらないことだなぁ… と思ったものだ。
ヒトは、せっかく高度に発達した脳みそをもっているのだから、もっと芸術的なことや哲学的なことやその他諸々を、どんどん考えていけばいいはずなのに… と。
ヒトは、せっかく高度に発達した脳みそをもっているのだから、もっと芸術的なことや哲学的なことやその他諸々を、どんどん考えていけばいいはずなのに… と。
そういう影響もあって、わたしなどはあえて人間関係のことは考えないようにしている。
考えないものは、考えない。
とはいっても、やはり考えなきゃならないときってあるもので、この1週間、いやそれ以上ノセエリコという女が「あたしの新人歓迎飲み会やって~~、sukimaさ~ん」と言うから、そう、じゃあやろうか。と何も考えず発起人になったはいいが、わたしは知らなかったがノセエリコはおそろしく評判の悪いやつで、「あんなやつと飲むの? それでいいの?」と同僚に詰め寄られる立場になってしまった。
「あんなやつ」だからこそ飲むんじゃないか、飲んでガツンと言ってやればいいんだよ、と言ってやったのだが、一緒に飲む、という行為はそういうもんじゃないらしい。
しかしすでにわたしはもう、つまりろくに考えないからそうなるのだが、早ばやと飲み会の告知をしてしまっているし、その中には、近所のスーパーでたまたま会った、今すぐは連絡のつかない同僚(研修にいっていて職場には出てこない)も誘ってしまっているしで、今さら中止することができない。
わたしにも意地がある。なんでそうヒトのいいなりになって、一度決めたことをとりやめなきゃならないのか。それに、わたしにはノセエリコは、必ずしもイヤなヤツではない。
第一、中止となったとき、ノセエリコにはどう説明するのか。
なんて考えてうなされていたらその日がきてしまった…
土曜日は、一番楽しい夜のはず。
やけザケを飲みたい気分だ。もっと自由に 自由になりたい。