女王の教室 エピソード1&2

機会を逸して書けなかったけど、夏ごろやっていたテレビドラマ、「女王の教室」を見ていた。
でもって17日と18日の二夜連続でエピソード1と2を放映していた。
つまり、スターウォーズよろしく過去にさかのぼってエピソード1や2を製作、「女王誕生秘話」を明かしていたのだ。ちょうどスターウォーズでダースベイダーの若い頃にさかのぼって悪になった瞬間を描いたのと同じように。
しかし、最近のテレビは白夜行もそうだったけど陰惨なシーン得意だね。
これでもかこれでもかと、陰湿なイジメの数々。
っても、あの宮内(宮下?)という悪魔のような子供、どうせ改心するだろうとは思った。
だって、あのまま終わったんじゃいたいけな子役俳優の将来を奪うようなものだもの。
赤い運命」で山口百恵をいじめていた秋野暢子は、役でやっているだけなのに「百恵ちゃんをいじめないでよ!」と石を投げられたらしいけど、30年以上たった今も、日本人ってたいして変わっていなさそうだし。

ドラマと現実を混同したおっちょこちょいさんによって「あいつは悪いやつ」のレッテルを貼られ、役者として再起不能になりそう。
本気でそう思ってしまうくらい、いじめ役は悪魔演技のうまい子で、ぶるぶる震え上がった。このまま「オーメン」日本版か「呪怨」テレビドラマ版に出てほしいくらい。

しかし、阿久津先生がいよいよあの衣装を選んでチャキーーンと「女王」に変身するところは、もう笑えて笑えて。これはきっとそれまでの緊張感、そして悪魔くん相手にしてやられてばかりの弱い姿に、「早く強くなってくれーー」という期待が最高潮に高まっていたからだと思う。

悪魔くんを見て「あんな子いるのかな?」とうちの子などは言っていたけども、いないとは断言できないわけで、もしもいたとき自分はどう対処できるだろう。みなと一緒に集団イジメをしないためにはどうしたらいいだろう。ちゃんとその覚悟はできているだろうか?

最後、陰湿いじめの宮内くんが、さんざんいじめていたつばさクンに許してもらえるところは、あんなことされて許すんかい! とさすがに驚いた。しかもつばさクンの顔が最後にまん丸くなっていた気がするのは気のせいか(どうでもいいとこに着目;)。
わたしなら絶対許さない。一生うらむ。

「いいかげん、目覚めなさい!」
いつかこんなことがいえる強い人になってみたいものだ。

 

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