太陽まだまだ上映中!

・銀座シネパトスの『太陽』上映スケジュールによれば、9月1日まで伸びています、関東圏の方観にいってください!
人間なのに「神」ってことにされてしまった、数奇にして稀有な人生が描かれているはずです。しかも、ソクーロフつうすごい監督が撮ったという話です!

わたしはもうそんな根性なさそうなので。
やっぱ銀座は遠いのだね。
考えてみれば、我が生涯で銀座に行ったのは10回もなくて、何度かは映画を観に、一度は銀座プランタンが出来たとき、一度は銀座のカレー屋に行った時、「アショカ」だったかな? あそこで頼んだタンドリーチキンは色といい味といい、忘れられない。

・関係ないけど、タンドリーチキン。
とても素人には作れないと思ったけど、数年前奥薗壽子さんが簡単レシピを出していて、ホントに簡単で美味しい。

ヨーグルト1/2カップ、カレー粉大さじ1、ケチャップ大さじ2に、とりもも2枚を10分漬ける(あらかじめ肉には塩コショウしておく)。
あとはオーブントースターで焼く。カボチャやたまねぎも同時に漬けて焼くとよい

と、いうもの。材料すべてをビニール袋に入れてよく揉みこむことと、ヨーグルトの酸味が本格的なタンドリーチキンの味に、かなり近くさせているのだ。ただし、焼くときはヨーグルトを適当に取り除いておかないと、コンガリしないので注意だ。

・しかも、一昨日は、何度目かの入院をした父から手紙が来て、ブツブツ文句が書いてあった。曰く、葉書をくれたのは有難いが顔が見えない、写真をどうして送ってくれないんだ、いやなぜ会いに来ないんだ、後悔するぞ
例によって死期を予告するような手紙で、音読を聞いていた子供たちも青ざめて意気消沈。
父は自分で、子供や孫よりも故郷を選んだからこそ、関東を捨て九州に帰ったのだろうに、泣き言ばかり多くてイヤになる。どこまで我儘なんだろう。
そんなにしょっちゅう行けるほど経済的に豊かじゃないんだよ。

そんでも仕方がないから、携帯で写真を急遽撮影しプリントアウトして、他にも末次郎の書写とか作文集とか、娘の高校入学時の集合写真を同封して送ることにした。

作文集は今年のはまだないから、去年6年生だった時、クラスの皆の作文を集めた「戦争を勉強して」というもの。この作文集は、どの子も真摯にきちんと書いていて胸の熱くなる作文集だ。末次郎もとてもいいことを書いていて

「僕は、戦争の勉強をして、戦争は本当に、世界に必要じゃない物なんだと改めて思いました。
一回の戦争が起きるたびに、一万人をはるかにこえる人々が死んでいるということを聞く度に、戦争がもたらす被害と、
戦争でぎせいになった人の数が多くて、もう二度と、
この世に戦争が起こっちゃいけないんだと思いました。」

「やはり戦争は勝たなくちゃ意味がないと思いました」とか「もう一度ドイツ、イタリアと組んで、アメリカなどの連合軍と戦いたいです」なんて書かかないでくれてよかった、と思う。もしもそんなこと書かれたらどうしていいかわかんないもの。そんな教育ないだろって。

ところが政府は、この後教育基本法を変えるつもりらしく、なんでも相当に愛国心を強制しているのだとか。
愛国心なら持ってますから、ほっといてください、と言いたい。
このままだと、愛国心とハカリにかけて戦争を始めるくらい屁でもなくなりそうだ。

お父さん、まだまだ死んでる場合じゃないよ、大変なんだよ!

ってことで、あれこれグッズをひとまとめにして、父宛てにこれから贈りに行くので忙しい。

使用素材:十五夜

 

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