Confidence / HY

Confidence (通常盤)

Confidence (通常盤)

『Confidence』には切なさがいっぱい詰まっている。年の頃でいうと20代中頃から30代中頃あたりの男女の、一定時間を一緒に過ごして来たふたりの、「いままで」と「これから」。
今までの素敵な思い出ありがとう、と同時に、お互いの現実が分ってきての大変さ。そしてこれからどうする? 夢もある、プライドもある、屈折もある。でもってあなたは「女ばかりにかまけていられないんだよ」的な顔をするし。めちゃくちゃ愛しているけど、それに愛は大事だけど、ツライことが多いよー

HYには、女声と男声のボーカルがあるので表現の幅が広い。でもって女声の方が歌がうまかったりするので、どうしても引き込まれるのは女声の部分だ。ほとんどの曲が一曲中に交互に入るところ、「NAO」は女声だけの歌。
片想いの心情を歌った「NAO」は、相手の男のズルサが腹立たしい(だってねえ? 思われていることに気づかないわけないんだから)のだけど、男を責める風はちょっとしかない。ここで責めたら演歌になってしまうという事情もあるが、それだけではなく、その片想いが導いたかけがえのない場所に、彼女は立っている。

後半バックコーラスが入って力強く盛り上げていき、悲しみが喜びに生まれ変わり、けれどやはり悲しみは悲しみでと、曲はさながらゴスペルの様相を呈する。こうなると、ソロではないから仕方ないのだろうけど、「好きという たったそれだけの気持ちで動いた 大きな片想い」のクライマックスをもっとしつこく繰り返して、盛り上げてほしかったなぁ……。もともと日本の民謡的な声なのに、それがゴスペルっぽく転化するところが面白いし。

~初の恋愛詩集を携え仲宗根 泉(HY)があなたの街にやってくる!~

今見たら、↑とのことで、詩集を11月1日に発売したそうだ。
ツアーの順番が変わってて、最初が沖縄なのは当然として、いっきに飛んで横浜、新宿、立川、池袋と関東は4箇所。次に大阪二箇所、神戸二箇所、そして福岡へ南下したと思ったら次は名古屋だ。そしていっきに北海道へ飛んで次に長野、仙台ときて、さい○○にも寄るのだ。さいた○副都心には「ジョン・レノン・ミュージアム」があるよ。そしてラストは新潟だ。

だんだん寒くなって、最後の新潟では雪が降っていそう。

 

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