可笑しくてやがて悲しくていつしか恐くて

ビリーやや旧聞ながら、ボーガスニュースによると、すぐキレる総理が急増しているという。その対策の一環として“ゆる体操”で月経血コントロールするというのだから、おかしくて腹がよじれた。ついでに“ゆる体操”なんてものが本当に存在するのかサーチしたら、ホントにゆるゆるした感じで存在していたのでビックリ。ちなみにわたしは、米国陸軍エリート養成プログラムの専属トレーナー、ビリー・ブランクスが作った「ビリーズ・ブートキャンプ」のDVDを買おうかどうか一ヶ月も悩んでいて、腹の肉および過食傾向との戦いは、非戦思想のわたしにも重くのしかかっているのである。がーん。

週刊朝日報道を安倍首相が批判(2007年04月24日22時02分)
↑これのことか。
gooのブログ検索「安倍 暴力団 伊藤」
↑に対する各界の反応

反応として代表的なのは、「また朝日かよ?」という、安倍晋三と暴力団とのつながり以前に、朝日というメディアへの不快感をあらわにしたもの。他としては、暴力団と自民党とのつながりは今さら報じるまでもない自明なこと、というのも少なからずあり、けんぽう問題が出てくるまで自民党なぞに興味を持ったことがなかったわたしは、そんな話し全然知らなくて、へーへーへーの100へーだった。

長崎市長が銃撃されて死んだことは、大変な衝撃だった。即死ではなく、銃撃のその日は心肺停止状態で、翌日に持ち越された。死なないことを、願っていた。わたしだけではなく、わたしの家族もみなそう。

銃撃の日ネットで調べると、伊藤一長市長には良い話しばかりではなく、裏金・不正経理問題があった。あるいは2003年には本島等前市長と「爆心地と偶像」をめぐっての対立があった。昨年10月に北朝鮮が「核実験」(未確認なのであくまでも自称核実験)を行ったときに、きちんと抗議のメッセージを発していた市長ではあるが、穢れなき「聖人」というわけではなかったのだろう。

それでも、よその国が核実験をやる時に、何も言わず沈黙でやり過ごすより、抗議のメッセージを発したことは、そうしないよりずっとよかったし、立派だったと思う。
というより、長崎や広島の市長がやるとともに、首相だって日本の代表者としてやっていいのじゃないか。あの時の首相は小泉さんだったから安倍さんではないけれど、アメリカに気を使っているのか、自分も核を持ちたいからなのか知らないが、首相の仕事って何なのかとホントに疑問に思った。

銃撃からさして間もないうちに、犯人がナントカっていう暴力団の組員で、ナントカっていう恨みを持っていたことが分った。仕返しに銃で殺したらしいのだ。そういうの「行政対象暴力」というのだそうで、わたしが見た朝のNHKは、わざわざ噛んで含めるように「行政対象暴力」という字を写しだして説明していた。
やけに間髪いれずに早い結論が出たものだと思った。亡くなってからほとんど翌日あたりにもう結論を出しているのだ。しかし全国に市町村って1800以上もあって、その中からなぜ長崎なのか、長崎より大阪とか東京とか名古屋とか福岡とかの方が、暴力的な人多そうだし、色々問題ありそうなのに。
そういったことも含め、もっと時間をかけて取材してほしいと、思った。

とはいえわたしは、安倍さんが裏で糸を引いたとか、証拠を残さない目配せか何かでGOサインを出したとか、あるいはあらかじめ「行政対象暴力」と説明がつくような仕込みを入れて実行したとか、そんなことは思っていない。
そんな真相がわたしに分るはずはないし、第一そんな風に考えたら、恐すぎてオ○ッコをちびる。

週刊朝日の報道を知る前からだけど、何か無性に世界が壊れかけているような感覚が起きる。
仕事で時々新聞を読んであげる盲目の木野さんが、「長崎市長、死んじゃったのね。涙出た」と言っていた。
わたしは「ねー涙出るよねーっ」となぜかはしゃぎぎみに答えていた。不謹慎だけど、こういうことで当たり前のように涙が出る木野さんが嬉しくて、はしゃいでしまった。

back to top

bluegreen
  • bluegreen