岸田首相の言ったことを考えてみたよ🙋(衆議院選挙31日にやるってさ)
さっきTVを見ていたらたまたま首相の会見が始まった。
内容は、衆議院を解散することと、31日に選挙を行うことと、自民党がこれからどういう政策をするかといった宣言だった。
宣言の内容としては、「新しい資本主義」ということで、賃金を上げた企業を税制優遇するとか、だった。
かなり耳触りの良い内容だった。
ただある意味、誰でもちょっとネットで検索するなりすれば言えそうな、いかにも優等生的な内容だった。
たとえば、看護師、介護士、保育士の給与を上げる、とのお約束。
約束の前に、看護師さんの懸命な働きに敬意を示すなど優等生としてぬかりのなさも目立った。
が、それはともかく、この三者は同じ枠内にあると限っていない。
(彼にとっては、どれも女性担当のお仕事なので同じだろ、かもしれないが。)
看護師は必ずしも給料が上がることを望んでいるわけではないだろう。
望みは、「休憩」「十分な休息」「適正な仕事量」「スタッフの増員」「地位の向上」といったことだと思う。
さらには、「私生活の充実」「家庭での時間」といったことだ。
地位の向上については、やっと日本でもナース・プラクティショナー制度が部分的に検討されているようだ。
今現在、医師の地位ばかりが高すぎるのである。
ちょっとしたシップ一枚の処方すら医師にしか権限がない。
まったく不合理きわまりない。
それが制度を変えれば、ケアのできない医師と違い、ナース・プラクティショナーなら診断と同時にケアもできる。医療ユーザーはスピーディーで親身で合理的なサービスが受けられる。
こういった本質的なことを考えないのは、医師会等への忖度なんだろうか?
給与給与って、金のことさえ言っていれば、自民党にみんなが投票すると思って、浅はかだ。
介護士や保育士の給料を上げる件
介護士や保育士の給料を上げるとは、どういうことなのか?
それは、
女性が働きやすい社会になる、こととセットのはずだ。
でなければ、すでに就職している保育士の給料は上がったけど、子どもを預けようとしても預けられない状況へ対策にはなっていない。
つまり、保育士の給料を上げつつ、保育士の求人も多いという状況でなければ、しょーがないのである。
ここに触れていない岸田そーりは怪しいと思った。
この人、女性のことは何ひとつ考えてないのは確か。
むろん夫婦別姓のふの字もない。
介護士の給料を上げるのは、たぶん介護保険料の値上げってことだろう。
賃金が上がったはいいが天引き額がそれ以上になって、プラスマイナスでマイナスになりそうですワナ。
(地球温暖化や気候危機のことも、いっさい触れていなかった。がっかりすぎる)