無業社会。働きたいのに働けない若者たち

t140684776094769726227今月はじめ、ネット徘徊していて「働かないのか? 働けないのか? 城繁幸×西田亮介特別対談(前編)」という対談を読み、興味をもったので購読した本。

読後、頭の中でマグマのように感想がわいて出た。
さっそく「諸々の感想」にアップしようと思った。
が、考えがまとまらなかった。

帯にもある通りこの本は、働かない若年層を「怠惰な若者」と決めつける人に対し、「そうではないのですよ」と説得する内容の本だ。

どんな人が決めつけているんだろう? わたしが推測するに、重労働にあえぎながら日夜働いている人。あるいは、重労働ってわけではないが安定的に働いている人。年齢で言うなら、若くはない人。あるいは若いが、すべて順調にいって正社員として安定的に働いている人。あるいは安定はしていないが、ともかく働いている人。

いろいろ考えられるが、ある程度共通するのは、自分や身内が一度も無業に陥ったことはない人。

年々そんな人の割合は減っている可能性があり、そうなると、著者達の努力が実り、理解者が増えていっているかもしれない。(いいのか…)

が、この社会で安定的に力をもつ人々は、公務員、大手メディアの正規職員、大企業の正規職員、悠々自適の年金暮らしをする投票行動を欠かさない高齢者、純金融資産がたっぷりある人

・・・であることを考えると、この方たちが無業に陥る率は低い(orない)ため、意識が変わるには時間がかかってどうにもならない可能性もあるのである。

先日、Googleが「世界を良くするスピードをあげよう」といくつかのNPOなどにリンクしていたが、無業=怠惰という固定観念を捨てない事には、そして、無業=個人レベルではなく社会の問題と意識を変えないことには、いつまでたっても世界は良くならず、そうこうしているうちに、若者も年をとっていく。女性ならば、子どもを産もうにも産めない年齢になっていく。
 
いったい、どうしたら世の中全体の意識は変わっていくのだろう?
  

うーーーーん 考えるのが難しいので、続きはまた今度・・・・・だ。

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