10代の投票率、大分県が全国で一番低いと母親が言うから調べたらそんなことはなかった。という話

先日、大分の両親の元へ行ってきた。
父が喋りたがっているというので、聞きに行ったのだ。

父の話は毎晩3時間くらいに及び、長兄に豆炭の炭鉱で殺されかけた話しに始まり、次男、三男、および三男の結婚相手の弟に殴られた話と、もうどこまでろくな奴のいない家系なんだと、げっそりした。

わたしは長兄がそこまでひどい奴だとは知らなかったので、帰宅後、そいつの写っている写真に向かって「ばかやろーあやまれ」とどやしつけ、指でビンビンと激しくデコピンをしてやった。

ま、そんなことをして何になるって話であるが、せめてそれくらいはやってやろうと考えながらの帰路だったのだ。そんな「伯父さん」でもあと100年くらいしたら「祖霊」に昇格しないでもないだろうが、今の時点では憎しみしかわかない。

その一方、母親の方の熱弁もすごかった。「九条を変えようとしている安倍政権許すまじ!!」「ぜったいに憲法は守る!!」などなど。他にもいろいろ言っていたがその内容よりも、キイキイした声がとてもじゃないが聞くに堪えない。「お前んとこの若いモンにも、今、戦争を止めないと大変なことになるって言ってやるんだよ!!」と、すごい剣幕。

たまりかね「ちょっとトイレ」と立ち上がったきり、隣室でしばらく寝込んでしまった自分だ。

その後、母はさすがに声がでかすぎたと反省したのか、冷静になってくれたのだが。

冷静になった母親が言うに、
「18歳から選挙権もらえるようになったけど、10代の投票率大分は低いんだよ。全国で一番低い。」

なるほど。そういえば18から投票できるようになっていたけど、どれくらいその権利をみんなは行使しているのだろう? と、その場で調べた。

出てきたサイト→ 18-19歳投票率

「え、大分、一番低いわけじゃないよ。一番低いの高知県だよ」

「おや、そうかい? 一番低いと思ったけどねえ。高いのはどこが高いんだい?」

「一番は東京だね」

「ああ…… 二番は?」

「二番は神奈川」

「三番は?」

「三番は愛知、四番は奈良。ふーーん、埼玉は五番目なんだなぁ」

「じゃあ大分は低い方の何番目なんだい?」

「えとね、1,2,3,4…24 24番目だワ!!(やっと数え終わった。ホッ)」

「そう。そんなに上なんだ?」

「うん。けっこう上だね。といっても24番あたりに同列で集中してるけどねえ」

そんなで、「一番低い」という思い込みを打破できたのでよかった。

で、帰宅後に追加で調べると→ データえっせい: 18歳と19歳の投票率

郷里に住民票をおいたままにしている大学生が多いため、投票率に影響してしまう可能性が示唆されていた。

うーんもったいない。けど、投票のために10月22日に郷里に帰るってのは、いかにも現実的ではない。どうしたらいいのだろう?

毎日新聞に書いてあったが、郷里に帰らないでも投票できる。「不在者投票請求書・申請書」というのがあるのだ。例として高知県を挙げてみよう。

不在者投票のための宣誓書・請求書
高知県専用の用紙だ。

高知県が郷里の人は、この用紙をプリントして必要事項を記入し、ここに書いてある住所に送る。すると、投票用紙が届くので、それを持って、自分が現在居住している地域管轄の選挙管理委員会に行く。

問題は選挙管理委員会がどこにあるのかって話だけど、市区町村単位である?ようだ。(もし今、神奈川県に住んでいるならこのどれかに連絡) で、投票は選挙管理委員会に行ってそこで書く(投票用紙が届いても、その場では書かない)。

と、概要はそんな感じか? どの県にも「不在者投票」のページはあるので、まずそれを確認だ。ちなみに、「選挙人名簿に登録されている市区町村」という言い方されているのが、郷里にあたるのだ。あと、今すぐ転出しても、4ヶ月は前の住所の「選挙人名簿」に入っているので注意だ 選挙人名簿 – Wikipedia

そんなこんなで、ぜひ、投票してみてください。


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