12月17日放映のウーマンラッシュアワーのTHE MANZAIのことでネット他が騒然となった。
お笑いの世界で扱うことのない、というか、よほど真面目なニュース番組系でもなければ触れもしない沖縄や原発や被災地がネタとして取り上げられていたからだ。
普段はあんまりテレビのお笑い番組は見ないけど、そういうことなら見るしかないため、動画サイトで確認した。
ぶっとんだね。なんだこの早口は。すごい勢いで噴射している。この人後頭部から火を噴きそう。
しかも、滑舌ががっつりしっかりしているので、聞き取りにくいということはなく、明快に分かる。
マシンガントークを2倍速したくらいの早口なのは、遅くしたらこの場が凍り付いてしまいかねないから。
ところで、政治ネタの漫才と言えば、爆笑問題を思い出す。
思えば、彼らの冠番組であった『私が総理大臣だったら』は、今思えば牧歌的な番組だった。
政治家や官僚を批判、揶揄するという、昔ながらの大衆の味方の笑いだったからだ。ところが今回のウーマンラッシュアワーが刃を向ける相手は「国民の意識の低さ」であり「お前ら」だ。
太田さんは、観客というお客様のことは守り抜いていた。
もう、「お客様は神様」の時代は終わった、ということだろうか。
たぶんそう。
宅配荷物や郵便の配達にいくら遅延が発生しようと、労働者が自分たちの健康と権利を守らねばならないように。
お客様にご不便おかけするけど、しょうがないって納得して貰わないとね、ってことで。