嫌韓本をためしに読んでみた『もう、この国は捨て置け!韓国の狂気と異質さ』
過激なタイトルの本である。普段なら敬遠しているかもしれない。
わたしは先月、渡来人がもたらした浪漫についてupしたため、韓国に興味をもった。
対談しているふたりは、ネトウヨ?と言われる嫌韓の日本人というわけではなく、れっきとした中国人と韓国人であるから説得力はすごい。(現在は日本に帰化している)
読めば読むほど、韓国とは関わらない方がいいと思わずにいられない本である。
ことに中国も韓国も歴史は「つくるものであって事実は関係ない」「歴史はこうあるべきが優先で事実は関係ない」などは、頭が痛くなる話だ。まして、韓国の反日感情は反日というよりも怨日であり、昨日今日に始まったものではなく、また太平洋戦争や従軍慰安婦問題から始まったわけではなく、もっと古く根の深いものである、などのくだり。
こんな話を聞くと、ほんとにどうしていいのか分からなくなる。
そのほかで特に韓国のだめだなあと思った部分は、いきすぎた儒教精神。
たとえば、日本なら年をとっても、好奇心と向上心を持ち続け生涯学習に取り組むなど、知的であろうと努めることは可能であるし、実際そのようにしている人は多い。が、韓国では、「老人は何でも知ってて当たり前、老人が勉強するなどあり得ない」という。
ただ思い出すと、わたしが子どもの頃の日本も今の韓国に似た老人の位置づけだった。各界からの啓蒙活動が長年あって、生涯学習という考えが定着したのだと認識している。
そういう考えを定着させないと、今の韓国のように、子どものころのエリート教育がすべて、知的階級はジャーナリストなどの一部に限定され、それ以外は侮蔑の対象になる、といった偏ったことが起きる。この本によると、韓国人の偏狭な差別意識の対象は多岐にわたっていて、たとえば「島」を軽蔑する発想など、聞くに堪えない。(著者の呉氏も済州島の出身であるため、たいへんに差別されたらしい)
人ごとながらいい加減にしろ韓国人と、腹が立った。
それでも最後は丸く収める対談かと思ったら、どこまでも祖国に絶望しきっている両者らしくて、タイトル通り「日本はクールジャパンに代表されるような優良コンテンツを持っているのだし、おもてなしなどの文化もすごいのだから、世界を相手にするべきで、韓国には関わらないでいいんです!!」と、韓国を見限る姿勢にゆるぎなし。
それでも石氏の忠告として、今中国がねらっている海洋戦略(詳細は本書の最後の方)はアジア諸国が警戒しなくてはならないものであり、その一環では韓国とも適宜手を結ぶ必要があると説く。(パク・クネ大統領が中国寄りとなり反日を打ち出したため、困った話なのであるが)。そこらへんが、気になることはなるとわたしは思った。
ところで当方、最近カイカイ反応通信にはまっている。韓国人は昔も今も、日本の姿を映し出してくれる。なんて有難いんだと思う。
それに、この本の予備知識を持ちながら読むと、カイカイがまた一段と面白かったりする。
それにこのお二人が言うほどには、話の分からない韓国人ばかりではないのでは? とも思う。(けっこう面白い韓国人が多い) 韓国のかたがたのことは、あえて好きにならないでもいいから、嫌いにはなりたくないなあと思った。