ニッポンにおけるモロモロの「劣化」は女性が排除されているせいなのが判明した!!
森氏失言の背景にJOC女性4理事 19年8月、理事会非公開化反対されていた― スポニチ Sponichi Annex スポーツ
上記サイト長野智子さんのツイートで知った記事だけど、ちょっとした驚きだった。
2019年6月に新会長山下泰裕氏をトップにすえ日本オリンピック委員会(JOC)が新体制で発足した際、一番最初にやったのが理事会の完全非公開化だというのだから。
非公開化の理由は「本音の議論ができないから」だという。いったい、スポーツに関する人に言えない本音ってどんなのなのか? 酒場で吐くような「本音」をなぜ公式の理事会でしなければならないのか。よほどイヤラシい話しとしか思えない。というか、よほど理想も理念もない人たちなんだろう。それがあれば、それに基づいて話し合うはずなのだが・・・・・
ともかく、この時、非公開化に反対したのが女性理事の4人だという。
当時のメンバーを調べたところ、下記の者だった。●が女性
会長 山下泰裕(62)=柔道
●▽副会長 橋本聖子(54)=スケート、
田嶋幸三(61)=サッカー、
松丸喜一郎(65)=総務本部長、ライフル射撃
▽専務理事 福井烈(62)=テニス
●▽常務理事 ○籾井圭子(47)、
○友添秀則(62)、
○細倉浩司(60)=以上学識経験者、
尾県貢(59)=選手強化本部長、陸上
▽理事 上野広治(60)=水泳、
○大河正明(61)=バスケットボール、
大塚真一郎(62)=トライアスロン、
北野貴裕(55)=スキー、
高田裕司(65)=レスリング、
○古谷利彦(56)=カヌー、
星野一朗(64)=卓球、
●○山崎浩子(59)=体操、
南和文(69)=相撲、
野端啓夫(69)=野球、
小風明(64)=剣道、
○渡辺守成(60)=国際オリンピック委員会、
伊藤雅俊(71)=日本スポーツ協会、
○伊東秀仁(57)、
●小谷実可子(52)、
●高橋尚子(47)、
室伏広治(44)、
●山口香(54)=以上学識経験者、
沢野大地(38)=JOCアスリート委員会
非公開化に反対したのは28人中4人で、すべて女性。(山口香氏、高橋尚子氏、小谷実可子氏、山崎浩子氏)
こんだけ大勢男性がいて、ひとりも反対しないって、どうなっているんだろう? そんなに男の絆が大事なのか。
しかも、もともと女性は6人しかいないのだ。オリンピック選手って半分は女子なのに(ソース:過去最高!東京五輪出場選手の女子比率48・8% – スポーツ – SANSPO.COM(サンスポ))このアンバランスはひどい。
さらに、新型コロナウイルスの感染拡大が続いた昨年3月には、山口氏が「延期しないで開催するという根拠が見つからない」と発言。これに対して山下会長は「安全、安心な形で東京大会の開催に向けて力を尽くしていこうという時。一個人の発言であっても極めて残念」と不快感を示したという。
山口氏の意見はいたって常識的かつ科学的かつ公正なものなのに、それに対して不快感なんていう非ロジカルで幼稚な感情しか示せないなんて。
当然だが女性はいつでも正しい、なんてことが言いたいわけじゃない。
女性割合がひどく少なかったり、女性が受け入れられない意見がまかり通るような、そういう場所、団体、組織、集合体で劣化が起きている。それも明確に。ということが判明した。