週刊ポスト「怒りの告発第6、7弾」
他の週刊誌もそうなのか、それともポストだけがそうなのか、今週号だけを見ても「『空きカン』内閣の堕落1~4」はさまざまな方向から菅政権を検証していて内容がこゆい。ある一ページには、「ネット選挙解禁で困るマスコミ」という、実に興味深い章もある(これから読む)。
そんなであるが、今はともかく目下の関心事である「官房機密費にまみれたマスコミ」だ。
第6弾(先週号)
—内容
◆NHKの政治部記者をやっていた川崎泰資つー人が、当時の様子を振り返って証言している。
川崎氏は、この件に関して良心を持ち続けた貴重な少数派であるからこそ、今、証言することができている。
証言は、田中角栄時代、三木時代と時代こそ古いが、政治家が記者たちをどう飼い慣らすか、どう自分の「子分」にしていくか。また、それが、ごくごく当たり前のことであった、という証言。
◆太田総理で特集したとき、10数名の政治評論家が出演拒否したと。太田氏は「いままで太田総理で『こういってほしい』と言われたこともない」証言。テレビで特集が組まれたことは、画期的ではあるも、上杉氏の発言「日テレは至急内部調査せよ」などの、より重要な発言はカットされたと。
—感想
◆と、いうことは、NHKまで機密費まみれだった?ちょっとー、受信料とっておいてどうしてそんなものもらうわけ??
NHKだけは違うと思っていたのに。
◆つくづくこの回はみたかったようなみないでよかったような回だ。なんでも、9月には番組打ち切りになるらしいけど、本当だろうか。これに関して一番惜しいのは、テレビの政治番組でまじめくさって政策や国際問題、国内問題を真剣ぽくしゃべっていた政治評論家や記者が、与党から金をもらってその利益のために喋っていたなんて、これ以上笑える大問題はない文字通りの爆笑問題なのに、爆笑問題がお笑いのネタにできないということだ。
思えば、NHKにしろ、新聞にしろ、知識と学問の拠点であるところで、だからこそ学校では「新聞の社説を読んでその主旨をまとめよ」的な夏休みの宿題出したりしてたわけで、つくづく、そんなばかばかしい宿題をやらなかった人って正しいと思う。
わたしも子ども心に「つまらない」「何か違う」とは思っていたけど、案外カンがよかったわけだ。
といっても、まじめにやってた人をバカにしちゃあこっちが怒られるから言わないけど。
そんなこんな考えると、今「引きこもり」とかやっている人って、それほど大きく間違ってはいないわけで、ひょっとして自信をもっていいのかも。
第7弾(今週号)
◆当時、機密費からカネを受け取っていた政治評論家の代表選手が藤原弘達、細川隆一郎氏で、どちらも300万円を年2回、という話を筆頭に、金額と受け渡しの手法など。
◆先週の川崎氏につづく証言者として産経新聞の元記者の証言。
◆あと、田原総一郎もちゃっかりもらっていて、もらう時「いいの、これ? いいの?」と躊躇していた、という証言がなまなましい。
—感想
すっごい金額ですねーーーーーーーーー
この方々、これだけ巨額の収入あっても、税金の支払いも逃れているわけだし。
いったいぜんたい、マスコミって、他人の脱税には鬼の首でもとったみたに攻撃してるけど、自分たちはなんだってー話ですよ。
相撲取りの賭博にしろ、他人の脱税にしろ、自分たちの機密費問題の真相を追究しない限り、言う資格なし!!!!もう、ダマットレって感じです。