続・子どもだけでも避難(疎開)、という案はどうなっているのか?

さっきツイッターを見ていたら、「孫さんの多大なご尽力のおかげで、福島の原発から約40km地点の江名小学校、少なくとも4年生の三分の二の生徒さんが避難出来ました。熱い感涙です。残り三分の一の生徒さんも引き続きご支援お願い致します。」というtweetがあった。
この江名小学校について調べると、福島県いわき市にある小学校で、高い放射線が観測されている様子だ。その数値はこちらによれば、地上1メートルで1.2 μSV/h。
そんな中、どういう事情が詳細は不明であるも、4年生の2/3が避難できたのだという。
・・・本当に、孫正義氏は、偉い方だと心底思う。けども、一事業家が手がけるにはあまりにも途方もない話しであり、いくら大金持ちだからといって、子どたちを避難させるのにも限界があるだろう・・・・
いったい政府は、官僚は、自治体は何をやっているのだ!! と書き散らすのもマンネリになってきたので今はやめるが、農家の婿のブログによれば、本気でいわき市は何もやっていないようだ・・・
コメもシラーっと作って販売ルートにのせてしまう気でいる模様。
悪いが、わたしは、そのコメたぶん、食べたくないので買わないです。
そりゃわたしの年齢では、ベクレルがいくつだろうとさほど影響ないと理屈では分っていても(あっても、その頃は寿命がきている)、それに、人間誰しも自然被曝しているのも、耳タコでよーーく分っているけれど(世界平均2.4ミリシーベルト年)、そんでも放射性物質がどうのとか核種がどうのと考えただけで、食欲がなくなる。
コメ所の方々、おとぼけ作戦でいくより、真摯に状況を皆に訴えていった方が、支援、応援を期待できると思う。だって、被害者なんだから。ものすごい被害者なんだから、通常の経済活動で稼ごうと考えるより、他の方法を考えてほしいと思う。

署名活動 20日締め切り
福島の子どもたちを守るための緊急署名
避難・疎開の促進と法定1ミリシーベルトの順守を

この署名における要請内容は、無謀な内容ではぜんぜんなくて、至極当然の要求だと思う。
ネットをうろうろ見ていると、「1ミリシーベルト」という数字にこだわる事を批判している人がいるが、確かに「1ミリシーベルト」では健康被害は何も起きないかもしれない。が、起きてからでは遅いから法律として厳しい数字になっているのだろうし、これは専門家が長い年月話し合って決めた数字だそうだ。=国際放射線防護委員会(ICRP)が、決めた数値。
なので、「1ミリシーベルト」は署名活動のために、無根拠に出してきた数字ではない。
この数値を国に守らせるということは、福島の子どもの尊厳を守ることであり、健康被害があるなしに関わらず、大事な事なのだ。
もし「1ミリシーベルト」を守れないというなら、最低でも国は、それなりの何か説明(弁明など)をしなくてはならないが、現在、ナァナァとなし崩しにしている状態だ。
で、この署名であるが、もちろん「健康被害」が一番に心配であるから、避難を含む内容になっている。

トータルに見ると、菅直人もゲンナリだけど、その周囲も駄目で、さらに役人も「前例主義」「年功序列」「天下り」で、ますます駄目。その上頼りの自治体まで駄目ときたら、あとはどうしたらいいのか・・・・・・・!!!!
せめて今は署名をするくらいしか、思いつかない・・・・