娘、入試。

 今年度から○玉県の高校入学試験の制度が変わって、前期試験、後期試験と二回県立高校を受けられるようになったことは、以前書いた。
 受けられるようになった、というか、前期に落ちると後期も受けねばならず、負担が増えた。
 だから、できれば前期で受かってしまいたい。そうすればあのイヤな筆記テストを受けずにすむ。というのが娘の考えで、わたしも早く受験期の苦痛から解放されたいので、同じ意見。

 先日その前期試験だった。
 前期試験は「面接」がメインなので、前日に長い爪を切った。
 朝もアイプチをしなかった。スカートはほどほど程度しか短くしなかった。
 「20分前には着いてろー! 待ち時間は本を読んでろー!」
 と先生に言われたとのことで、文庫の『トリック』を持たせた。(本人、活字の本はまったく持っていない。坂口安吾を持たせようと思ったが、安吾を読むメンタリティの持ち主には見えなさすぎる。万が一の万が一にも先生が「ほお… 安吾を読んでいるとは。安吾のどこに君は惹かれたのかな…?」などというハイブローな質問をぶつけてきちゃったら大変だし。まあ今どきそんな先生もいないだろうけど)

 発表はもうすぐである。
 どーかどーか受かってますように

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