父と母へ

「もっと手紙を書くなり電話をするなり、連絡してくれてもバチは当たらないと思うのです」

という胸の痛む手紙を母から受け取ったのが、一ヶ月くらい前だったか。
気持ちは焦るのだが、毎日ドタバタと過ぎて、それに一見平和な日々の中にも実はいろいろあるわけで、時に不穏な空気。一種の殺意。そんのも瞬間風速的に通り過ぎて。

そんでもようやく子供達に手紙を書かせ、わたし自身も書いて封筒に入れて投函したのが、昨日の月曜日。

休みの月曜なのに午前中に投函できたのは、たまたまその日の10時に小学校の個人面談が入っていたからで、それがすんで「忘れない忘れない」と言い聞かせた通り忘れずにポストまで行った。
毎度のことながら、ポストに手を入れる時、手紙はつかんだままで「住所間違えずに書いたか、切手貼ったか」など不安におそわれた。

ポストから家に帰って、しばらくゴロンとしていたら父から電話。
あまり連絡がないから痺れを切らしたのだろう。
「ごめん、ごめん、さっき手紙送ったのよー」
なんて、なごやかに。

ともかく、長生きしてくれればいいな。
もっともっといろんなことが落ち着くまで。

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