けんぽうのしらべもの。つづき

上記の事件を調べていてみつけた世に倦む日日
こんなサイトがあったとは知らなかった。logが膨大で、exciteの容量を数回にわたってオーバー、現在は三つ目のIDを使っているよう。さらにアクセス数も半端でなく多い。
今から全部見るとなると目が死にそうだが、それでもパッと見、意見としては護憲、反小泉、親インリンなのがわかる。

わかる、というかそうだと思う。取り上げているからといってその意見とは限らないこともあるが、とくに護憲に関しては連続的に何度も取り上げている。

ということで、世に倦むからのリンクでみつけた自民の新憲法草案。→コレ
ただしあのやっかいなpdfファイルなので、そうそう簡単に見れないばかりか、コピーペースト不可能。
先日、不肖日々野スキマ子も、自民がどう憲法を変えたがっているのか該当ページをみつけ出し、現行憲法との対応表を作ったりした(そのプレーン版)。けど、自民のはファイル名から推して2004年のもので、「やけに古いなぁ。もっと新しいのないの?」と思ったのだった。
新草案のページは、ブラウザの情報によれば「2006年2月17日 21:14:12」が最終更新日であるから、ちゃんと前から存在していたにも関わらず、自民の窓から検索しようが何しようが探せなかったと、いうわけだ。
ほんとうに国民の意見を聞きたいなら、もっと見やすく、議論しやすく、考えやすく、話題にしやすくしてほしいものだ。

ってことで、あのイヤラシイpdfファイルは動作が遅くて、見るのが大変だ。

それも自民の作戦なのか?

気配として感じるのは、九条の窮状だ。

九条の会とかがんばっているみたいだが、かえって嫌感情を起こすのではないかと心配。
というのも、キョウサントウといい、9条を守ろうとする組織にはなんとなーーく、イヤなのも多いのだ。

そこへ、自民が「9条の虚構性」などとカッコつけたことをいい、「私たちの目指す9条の改正は、まず自衛隊を軍隊として位置付けることです。」とすごく張り切る。

自衛隊は現に存在しているのだから、無視するわけにはいかない。けども、どうして自衛隊から考えだすのか。
死にそうになったら、スッピンだって構わず救急車を呼ぶだろう。
(比喩失敗か)美人に見えることは大事だが、命あっての美なのだ。

重いpdfファイルだけど9条の部分をみつけたので引用。ちなみに、もとのは「削る」そうだ。章の題も、「第二章 戦争放棄」から「第二章 安全保障」になっていて、戦争放棄を放棄

第九条の二 我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮官とする自衛軍を保持する。

2 自衛軍は、前項の規定による任務を遂行するための活動を行うにつき、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。

3 自衛軍は、第一項の規定による任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び緊急事態における公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。

4 前二項に定めるもののほか、自衛軍の組織及び統制に関する事項は、法律で定める。

さてそうして憲法をどうやって変えるのか。その変え方もちゃんと書いてある。

1新憲法の改正規定

1国会の発議
 ・憲法改正案の原案の提案権は国会議員に限定する。
 ・国会による発議の要件については、「各議員の総議員の過半数の賛成」に緩和する。

2国民投票による承認
 ・現行上、憲法改正には必ず国民投票を行わなければならないとされている点(強制的国民投票制)については、これを維持する。
 ・国民投票については、特別の国民投票として行うことに限定する。
 ・国民投票における承認の要件は、「有効投票の総数の過半数の賛成」とする。

さらに下は(どうでもいいけど)新憲法起草委員たちの名前が、ずらずらずらーーと並んでいる。

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