小雨の夕方、ちゃりんこでスーパーから帰っていたら、携帯電話がチャラチャラチャラーーンと「時効警察」のテーマを奏でた。メールの着信だ。

ちゃりの前カゴから落ちそうになる大量の荷物と、片手に傘を差しているのと、ブレーキのききが悪いのとでヨロヨロよろめきながらも、どんな緊急の用事かもしれないので、即座にパカッと中を開け、メールの内容を確認した。

★★ニュース速報★★
◎北朝鮮による未明から続くミサイル発射について先程7発目が発射されたことを確認。

～防衛庁～

誰がサービスでやってくれているのか分からないこのニュース速報配信。
どうせなら1発目の発射で配信があってもよかったところ、未明だったため眠っていたのだろう。2発目、3発目、4発目のときはどうしていたのか、配信するタイミングを逸してシマッタと思っていたのか。しかし、一応重大ニュースのような気もしなくもないので、7発目で配信してみたといったところだろうか。そういえばニョロに挟まれた防衛庁が、なんかおかしい。

一度、北朝鮮になりきった頭で世界情勢および対日本戦略を見てみたいものだ。
手元の書類に100回だか200回だか目を落としての（テレビ局によってカウント数が違う）、もはや芝居なのを隠そうともしない横田めぐみさんの夫とその姉だかの演劇空間は、彼らなりには筋道と必然性のある行為のはずで、そうしなきゃならないから無理無理しているはずのものだろう。いかにも、さほど情熱を傾けてはいない芝居の稽古みたいな顔をしていた。

7発もミサイルを発射するのだって、彼らなりには筋道と必然性がなにかしらあるのだろうが、それがどんな姿をしているのか、想像もつかない。
日本人がみんなでキャアキャア悲鳴をあげて逃げ惑うのを期待しているのだろうか？
北朝鮮（金正日、および周囲の人、および一般人）はほんとうのところ、本当に、何を考えているのか？