バルバラ異界 / 萩尾望都
2006年8月1日
2019年1月28日
- 作者: 萩尾望都
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/09/26
- メディア: コミック
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プチフラワー連載時、途切れ途切れに読んでいた『バルバラ異界』。
途切れ途切れだと、やはり分かったようで分からないもので、先週全巻を7&Yで買って、最初のとこだけ甘たるい羊羹*1みたいで読みづらくて、その部分を突破するのに数日かかって、突破したら息もできないほど何だか興奮してしまって。
興奮の理由は色々あるけど、作者が今までテーマにしてきたことすべてが新しく生まれ変わって再構成されたかのような、火星や不老不死や世界に棄てられた子供やダメ母親や愛や長い髪の女の子や少年が、老いと向き合う婦人や泣き虫父親という新キャラとともに蘇っていて。
しかも、遺伝子、分子生物学、脳科学、生命科学、といった時代の衣装を身にまとって。
つまりはとてもファッショナブルに! もうめくるめくミラージュ。
わたしには、これのレビューを書く力量はない。
ぜったネタバレし放題して、挙句に何言ってるか分からない内容になりそう。
そんなことよりもっとたくさんの人に読んでほしいけど。
でもねー花だんを楽しみに次々読んでいた末次郎も、一巻で挫折していたからなぁ。
マドワズ過ぎないとわかんないんだったりして。
☆この項つづけばつづく☆
*1:甘たるいのにはちゃんと理由があって。同時に『ゴールデンライラック』にも似ている箇所だと考えると、その理由だけで甘たるいのではきっとなくて