X-MEN:ファイナル ディシジョン

ローガン(ヒュー・ジャックマン)
X-MENの第三作目。
これがファイナルということで最終回らしいが、「要望があれば次回もあり」的な欲も見えた。
次回があるとしても、プロフェッサーXことパトリック・スチュワート(『スタートレック ネクストジェネレーション』でピカード艦長を演じ有名になった)が出てくることはないだろうと思うと、あまり意味のある次回作ではないかもしれない。
パトリック・スチュワート、『スタートレック ネクストジェネレーション』でも、そしてこのシリーズ『X-MEN』でも、いわば理想の父、理想の指導者を演じ、人の上に立つとはどういうことか教えてくれた。

それは、憎しみに支配されないこと、自分の力をコントールすること、どんなときもあたたかさとユーモアを忘れないこと、対立し合うものがあればその掛け橋になるよう努めること。

残念ながらわたしなどが教わっても人の上に立っていないのでさほど意味はないが、アメリカ大統領のような人は教わって、少しは見習うべきだろう。実際作中語られる「今世界は、恐怖と憎しみと、偏狭な心に満ちています」というのは、ブッシュ大統領批判と受け取れた。

それにしてもヒュー・ジャックマン演じるローガン(ウルヴァリン)は出てくるだけでホッとする。実のところ、翼を切り取ったり黒目がグチャグチャになったりするシーンはほとんど目をつむっているくらい気の弱い自分であるが、ローガンが出てくると安心して目を開けていられるのだ。希望としては、もっとちゃんとラブシーンをやってほしかった。そしてわたしはその相手役に感情移入しまくり、ハッピー気分にひたりたかったのに、該当するシーンは、ジーンとのそれであるが、ジーンは分子レベルにまで微細に世界を破壊しつくすエネルギーの持ち主で、しかも力をコントロールすることができない女性だから、その愛は命がけすぎる。というか命がいくつあっても足らない。よく最後彼女に近づけたと思う。近づくたび服がドンドン分子レベルにちぎれていくもんだから、パンツまでちぎれるのじゃないかと思ってハラハラした。(注:期待ではない)

一組とて同じパターンのない変異ぶりを披露するミュータントたちの特撮がとても面白かった。最後、エンドロールを全部見切らないと、大事な「オチ」を見そこねるので要注意だ。

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