共産党は正真正銘のバカなんです(涙)

日本共産党 (新潮新書)

元共産党幹部で今は共産党に除名された筆坂氏のインタビュー。
「9条の会」を牛耳る共産党に改憲阻止の気概ありや?

わたしの母は、40年前から現在に至るまで共産党の活動家で、わたしと妹がまだ幼い時も、子育てを犠牲にしても活動に励んだ人だから、読んでいて涙で前が見えなくなった。

わたしは子供時代、赤旗日曜版の配達をやらされていたんだけど、筆坂氏も言う通り、20年前あたりまでは機関紙赤旗の部数は上向きだった。事実、記事も示唆に富んだ、考えるべき課題をきちんと取り上げた読み応えのある内容だった、と思う。議席の方も、選挙のたび一喜一憂して眺めていたものだが、今までの最高議席数がどれくらいか(現在は衆院で9議席)ちょっと思い出せないが、20とか、それくらいはあった。
問題はその先、ということで、党としてもっと大きくなっていかないと、自民党の独裁政治を許し続けることになる。方法論としては、他の野党との共闘、というのがもっとも現実的だった。さらに言えば、もう誰も日本が共産主義になることなんか望んでいないのだから、党名を変えた方がいいのではないか? 共産党という党名が人々に警戒されているのだから、と。

それは、共産党と日本の政治のためを考えた、本当に心ある人たちの助言だった。
共産党が変われば、この国もいい方に変わっていくんじゃないか、そんな明るい予感があの時代にはあった。
また、テリー伊藤などもいじってフレンドリー共産党というイメージが出来てきた、かのように見えた。

ところがどっこいである。
共産党の意固地なこと意固地なこと。
「戦前戦後、党名を貫いてきたのは日本共産党だけ」という言い分で。
彼らは、この一点に執拗にこだわり、機関紙やチラシにも、必ず自己宣伝で書いていた。
名前を変えなかったことに、今この時代、どんな意味があるっていうんだ? 自己満足以外に?
見えない、まったく見えない政党になっていき、深い絶望の霧がたちこめていった…
彼らが、1990年のソ連崩壊の時をどうやり過ごしていたのか、知りたいと思わない。こっけいで痛ましいばかりだ。

そうして、だんだんと人々に見放されていった共産党。
この前の小泉圧勝選挙だって、本来なら、改革的なことや権力チェック的なことを一番するはずの共産党が何もしないでいたから、改革を前面に打ち出した小泉の戦法に皆がなびいてしまったのではなかったか。

その大量得票の流れで憲法を変えられちゃうんじゃないか。

それで何が「9条の会」なんだよ。

バカだ。ほんとに迷惑なバカだ

 

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