憲法九条を世界遺産に (集英社新書)

視聴者の投票結果

「憲法九条を世界遺産に」という本をまだ読んでいないので来年は読もうと思っている。未読のせいか、「世界遺産」という言葉のニュアンスからどこかしら過去形っぽい印象を持っていたが、普遍的かつ国際的かつ永久不変といった意味合いで使われているようだ。

途中、硫黄島から生還した元日本兵の方が出演して、体験談を語っていた。
その体験は、聞けば聞くほど「やはり戦争は嫌だ」と思えるもので、けれどその方は九条を擁護する気はなく、「戦争放棄」を支持してはいない。その方にとって大事なのはあの戦争で死んでいった仲間の兵士達であり、その正しい弔いであり、冥福を祈りつづけることかと思われる。だから、国のために戦った兵士たちの思いを否定するような法律は、容認できないのかもしれない。

それと少し似て、日々苦しい訓練を耐える自衛隊員のために九条を改正したい、という思いも存在している。
いや、そうハッキリ言っているわけではないが、なんとなくそういう理由で変えたいのかな? と思う時がある。
太田氏は思考を極めに極め、すでに自衛隊も、さらに世界中のすべての軍隊の存在をも否定する勢いだが、それは正しくはあっても今のところ極論だろう。なぜかというと、自衛隊ファンって多いから! 軍事ファンも多いから! である。
軍事ニュースの12/01に、小泉前首相が自衛隊員を、自衛のための武器も持てないままイラクに派兵(派遣)したことが、「在郷軍人会、自衛隊父兄会などのフル稼働すれば200万票の大票田」の嫌悪を招き投票行動を左右した、という奥深い話が披露されている。

この後、安部政権がどうするつもりなのか不明だが、つくづく自衛隊員に屈辱みたいのを与えないでくれと思う。

番組最後の採決では太田氏敗北していたけど、見ごたえのある回だった。