03/02は見損ねたので、02/23のエムステ

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2007/02/23
Dragonfly / 島谷ひとみ
Love so sweet / 嵐
evolution / 浜崎あゆみ
見えない星 / 中島美嘉
Possession / JYONGRI
CHU-LIP / 大塚 愛
拝啓○○さん / やなわらばー


 先々週のエムステは嵐をのぞいて全員女性ということで、女性対決という形になった。これは、かなり興味深い形であり、日ごろ異性と混ざることで顕在化を逃れていた競争原理が、同性同士ということで、あらわになった。
 実際、わたしなどは女性の多い職場にいるのであるが、女性ばかりというのは、実にきつい。最初はいいが、だんだん面倒になってくる。いや、女性差別をしたいわけではないし、やっていくしかないのだが。それでも、今度部署換えになるので、その時は男割合の多い部署である○○棟や××棟に行きたいと、今から希望をつないでいるところだ。やはり、男女はんはんくらいがちょうどいいと思える。

 そんな競争原理の中で、JYONGRIという人は随分と恵まれた境遇にあるようだ。早稲田大学、音楽留学、英国で認められてと、これだけでも元から相当裕福であろうに、その上、歌もうまくて、自分で曲を作れ?る。あとは顔だけども、顔も個性的で面白い。あとは? 胸? そんなのは欲しければいくらでも膨らませられる。

 そこへいくと中島美嘉は、もとから何かに恵まれているという話を聞かないうえに、やけに声の伸びが悪い。American Idolに出場したらまず予選の予選で落ちているだろう。それは本人が一番よくわかっていて、いつも不満足なのである。だっていかにもそういう顔をしているので、そうだと思う。それでも自分の生きる場所と方法は歌うことしかないと、思い定めてしまったみたいなので、その行く末をときどき眺めることになるだろう。

 どちらの味方をしようとか、そういうのはない。体は正直である。胸打たれるものに打たれ、打たれないものには打たれない。ノリノリにのれるものにはのれ、のれないものにはのれない。ハッピーになるものにはなり、なれないものにはなれない。せめて心がけたいと思うのは、みずからの偏狭さで感受できる幅を狭めたくない、ということくらいだ。

 浜崎あゆみの場合、「僕」と「君」の絆を中心とした切ない系の歌が多い。それを思いっきり女王の風格で歌うため、この人何を表現したい人なの? と疑問になるのが常だった。この日のevolutionは女王風味が似合っていたので、ここ数年のこの人のパフォーマンスの中では一番よかった。自分がなりたいのがアーティストなのか女王なのか、ちゃんと自問した方がいい。
 大塚愛は、胸の谷間を売ったり、満開笑顔で癒すメンタルヘルス系をねらわないかわりに、ユニークなパフォーマンスと、隠れHな歌詞とダンスで世間を煙に巻こう、というねらいを持っているようである(たった今思いついたんだけど)。CHU-LIPったらナニだからね、いつからかね。なんというか、往年の松本隆が松田聖子に歌わせていたような歌の、本人作詞版、というか? どこまでいけるか謎の路線だけど、開拓の余地はあるほぼフロンティア?なので、がんばってほしいかもーー☆である。
 (すみません、やなわらばーの時はお腹減って食堂へ行っていたので見てません。食堂といっても、のれん越しに見えるのだけども、ガツガツ食べていたので。)
 島谷ひとみという人は、昭和っぽいなと前から思っていて、それは「亜麻色の髪の乙女」でデビューしたから、というよりは、やはりもともと昭和的な声と容姿なんだと思う。なので、Dragonflyは往年のジュリーを思い出させた。
 マツジュンの踊りの、あの目にも止まらぬ腰の高速スピンはすごかった。あまりのすごさにバクショウの嵐になり、床をたたいて盛り上がってしまった。ただしマツジュンはあまり歌は上手くないようだ。嵐の中で一番上手いのは「大野」とのことである。(娘談)

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