君が代をなぜ歌わせたがるのか。歌うとどういうメリットがあるのか

8801 FunFunグランドピアノ

君が代伴奏拒否 教諭の敗訴が確定 最高裁判決(2月28日)

角度を変え、歌わせる側から、色々と考えてみた。
君が代をなぜ歌わせたがるのか。歌うとどういうメリットがあるのか。心をひとつに、通わせあいたいと、考えているのか。子供らの音楽センスを破壊したいのか。強制し抑圧しひとつの型を押し付ける快感に、(歌わせる側は)酔いしれたいのか。国歌を歌うのは当然だからか。他の国も学校の式典で国歌を歌っているのか。言うことを聞かせ、自分の持つ力に酔いしれたいのか。「伴奏命令は思想・良心の自由を侵害しない」と、那須弘平裁判長は判断するが、どういうものなら、思想・良心の自由を侵害するか。(わたしは、伴奏命令は、思想・良心の自由を侵害すると思う)

「一方、君が代が日本のアジア侵略と結びついているなどとする教諭の考えを『自身の歴史観や世界観に由来する社会生活上の信念』と位置づけつつ『職務命令が直ちに教諭の歴史観や世界観それ自体を否定するものと認めることはできない』と指摘。ピアノ伴奏について『音楽専科の教諭にとって通常期待されるもの』と評価したうえで『命令は特定の思想を持つことを強制したり禁止するものではなく、児童に一方的な思想や理念を教え込むことを強制するものでもない』と述べた。」

つまり判決は、君が代を、ぎゃあぎゃあ騒ぐほどでもない、人畜無害で深い意味はないもの、として扱わせようとしている。が、この場はそれでおさまっても、別の場面で別の人間が違う意味を持たすことは、容易だろう。そんな光景が、目に浮かんでくる。

個人が、自己責任として背負うものが、これからも増える。たとえば、癌の告知などは欧米並みにどんどん進む。わたしも、死に方生き方を考えてそのつもりで生きている。なのに、そこへ旧来型の日本の集団主義や、和を尊ぶ思想や、意味不明の君が代強制や、自由や権利を制限するような憲法改悪などが加わると、やっていられない。

サウジなどの豊かな産油国では、まったく税金がないそうだ。健康保険や年金も、全部国が払ってくれるので、負担率ゼロだそう。

日本はそうじゃない。
日本の国民は、たくさん負担している。これ以上、金以外のものまで、負担させないよう、よく考えるべき。

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