Confessions on a Dance Floor

Confessions on a Dance Floor


「カバラにはまっている」、という話をきいて、今ひとつ聴く気にならなかったCONFESSIONS ON A DANCEFLOORであるが、聴いてみたら特にカバラ色(ってどんな色か不明)は感じられず、最初から最後まで一貫したゆる目のスピード感、メロウなメロディ、電子楽器の心地よい音色と、どれをとっても安定した気持ちで聴けた。
中で10番目「ISAAC」は、マドンナの信仰するカバラの神話主義の創始者アイザック・ルリアの名前を利益のために利用したとして、イスラエルのラビにより批判された問題作らしい。(その後公式に謝罪したそう)
ISSACには意表をついた特徴があって、明らかにアラブ系の男が歌っている。アラブの男、アラブの発声法、アラブの旋律が、コンピューター楽器の作るダンスミュージック、そしてマドンナの声(これもかなり機械的に加工されている感じ)と溶け合って、アルバム全体としても調和している。

ISSACを含む後半の流れがとても気に入った。それで少し調べたら、ISSACでfeatされている男性はアイザック・シンワニというイエメン出身のシンガーだそうだ。イエメンってどこ?とまたまた調べてきりがない。
それにしても、イスラム圏の文化には無限の(そして資本主義的にも儲かる)可能性がある。
先日NHKでイランの女性風俗を伝えていて、当地では「服装の乱れ」ってことらしいが、全身を覆う黒いマントを女性がだんだんと脱ぎ始め、ファッションやメイクを楽しみ始めていると。またそのイラン女性がすごい美人ばかりだった。イスラム女子が本気を出せば、世界のトップモデル勢力図を塗り替えるのは、そんなに難しくないだろう。(それを阻むのがイスラム教なのだとしても)

このCDは、充分に売れ筋でありながら、通常のアメリカのポピュラーCDから受ける印象とはズレた印象がある。本当に好きになっていいのか、ちょっと不安になるところもある。
それでも、終るとまたすぐ聴きたくなる。

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