外山恒一について。多数派について。
2007年4月25日
☆外山恒一ポスター
☆外山恒一ブログ
☆外山恒一ブログ
都知事選挙の政見放送で「詳しくはポスター」と言っていた、そのポスターを遅まきながら見た。
ポスターには、政見放送で攻撃対象となっていた多数派に関する意見が詳しく書いあって、目立ちたがりの思いつきで多数派攻撃をしていたわけではないことが分る。
しょせん選挙で選ばれるのは、多数派による多数派のための政治にすぎない、という多数派および多数派形成選挙システムの否定は、それをもって選挙に立つには、あんまりにも無茶無茶な矛盾であるだけに、考えていると頭が混乱してきた。
が、確かに言われてみれば、ここ最近、多数派でありさえすればあとは何でもいい、真偽や美醜や正邪は関係ない、という一派、多数派を形成するためなら、手段を選ばずそれどころか目的も選ばない(もしくは目的は隠す)、といった一派が多数派を占めている感がある。
実に多数派って一体何なのだ? とあらためて沈思黙考する必要にかられた。
一方ポスターに書いてあること、わたしは全部賛成ってわけではないから、多数派形成回避できたと思いつつも、「私たち大人が作っている社会のひずみが原因に決まっている少年犯罪の増加に対し(後略)」という点には本当に共感する。あと「伝統的な共同体を再建する粘り強い努力が必要です」は、その目指す先がどんなものか、具体的なところを知りたいと思った。
とはいっても、活動の拠点は地元九州より、東京になりそうな予感。なんといっても知事選で15059票も入ったのだ。特に世田谷区民に妙に好かれたらしく、1143人も投票しているわけで、これは熊本市議選での540票の倍以上である。世田谷区だけで。
追記:とはいっても世田谷区民は石原慎太郎も好きなようだ。