太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。
「メタボリックシンドロームの国会議員はクビ、芸能人はテレビ出演禁止にします」、というマニフェストは、なんつうか、可決でも否決でもどっちでもいいような話で、武見敬三氏がメタボであろうがなかろうが、知ったことではないのである。
そんなことよりも、本日の真の目玉は、元防衛庁長官にして、この番組でよく太田氏と対決している石破茂自由民主党衆議院議員の登場だった。
今までの回では石破さん、あまりいいところがなくて、北朝鮮のことばかりクドクド繰り返して、どこか痴呆じみていたけれど、今回の彼の静かな語り口は、穏やかで説得力があって知的で、ステキだった。
とでも言わせようってのか? なこと思うわけないちゅうのっ
もう超むかついた。政治家でもなんでもないただのちょっと有名なだけの一国民&一芸人である太田光をあんなにションボリさせるなんて、ああ、権力ってこわい。
太田光なんて、根っからのテレビ人だから、芸能界の掟はキチンと守っていて、一見反権力的だけど、ほんとうはお行儀のいい人なんだ(少なくともテレビでは)。だからわたしは、一定以上の枠の破壊は期待せずに、テレビの芸能として楽しんで見ているし、それでいいと思っている。
そんな彼を、あんなに無口にさせ、つまらなくしてしまうって、石破ってどういう男? というか石破の後ろにいるモノ? というかこの番組自体どういう番組? エンターテイメント番組じゃなかったの?
もう二度と、青筋たてて自民党の議員に噛み付いている太田光の姿を見ることはないのかもね。
でも、ありがとう太田さん。
あなたは、大事なことを思い出させてくれた。たとえば、「知事・市長選挙の立候補は禁止します」他は、自民党議員よりも、衆議院議員よりも、片山さつきよりも、その秘書よりも、国民であり市民である自分の方がエライのだということ、少なくとも対等なのだということを、思い出させてくれた。
そんな当たり前のこと、忘れていた自分も、情けないけど。
ほんとうに、ありがとうー!!とーとーとーとー…(エコー)
(☆☆☆☆☆次回放映は5月25日だそーーです☆☆☆☆☆)