SEVENTH HEAVEN / L’Arc~en~Ciel

SEVENTH HEAVEN

SEVENTH HEAVEN

3月か4月頃にはカラオケが「先行」で出たくらいだから、とっくに曲は出来ていたろうに、なかなかCDというものが発売にならず、カラオケの次は着メロ&着うたが出たものの、いざDLしようとするとAメロ、Bメロ、Cメロのどれかを選べと言われ、通しで聴いていないものをソレは酷だろう? と思ったが思わずAメロはDLしていたものの、「もったいぶってないで早くCDを出せいっ」という気分になっていた矢先、PVは見て、その印象はKillingMeに似ていて、Voの髪型もAWAKEのジャケ写に近いものだったので、完全にイメージを一新したというわけではなく、引き続いている感もあったのだが、リリース前にMステに登場したのを見たときの感想としては、やはり何かしら今までとは違ったトーンを感じた。
でもって、先日CDが発売になり、何度かテレビでも見て、ここへいたってようやく焦らし効果が出たというか、身体が慣れたとでもいうのか、こちらもチューニングが合ってきたとでもいうのか、なじんできたので、先入観を持ちたくないために制限していた情報を幾分解禁して、オリコンのインタビューなどを読んでみた。「アンセムって何?」と思ったのでサーチすると、「国歌」とか「賛歌」「聖歌」で、なるほど上手いことを言うものだなと思った。もっともわたしとしては数回聴いたのち「ハーメルンの笛吹き男」みたいなイメージを持ち不思議と納得モードに入っていたので、オリコンさんの評とは若干違うが、それは人それぞれ持つイメージであるし、オリコンさんの方が穏当な売り言葉なので、そっちのが世間的には問題が少ないかもしれないが、やはり、アンセムというよりは、もっと不気味なものを孕んだイメージの多重構造でもって、遠くこの世ならぬ場所へ連れ去っていく、安心できなさ加減がいい。

一方同梱されたHONEY 2007は今までのパンクアンよりも、ヘビロテ体制に入れた。まず、イントロのギターがいい。ポコポコと鳴る木魚も面白いが、それがなかったとしてもこのアレンジかなりいい感じ。最近バンドのルックス担当もかって出ている感のあるtetsuは依然として歌下手だけども、下手だからこそ生きる曲もあるのかもと思った。

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