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≪今までのあらすじ≫

○玉県在住の兼業主婦S(自称38歳)は、起きてから見るテレビを長い間NHKと決めていたが、だんだんと朝のNHKが嫌いになったので、民放にしようとしたがどこもイマイチだったため、地上波の日テレ、TBS、フジ、朝日、つまり関東のチャンネルでいう「4、6、8、10」の4局は諦め、ケーブルテレビのチャンネルを見ることにした。中でも、リベラルチックな朝日ニュースターに明るい希望を持った。ところがいざ見ると、製作総指揮・脚本、石原慎太郎「俺は、君のためにこそ死ににいく」の特集番組が、3回(ひょっとしてそれ以上)も立て続けに、放映された!

なんで朝っぱらから、国が国民に死ねと命じた特攻を美化した映画の宣伝を見なくてはいけないのか。
これはネタでも何でもなく本当にトラウマになり、しばらくの間、もう恐くて朝はテレビを見なかった。
しかし御人好しのSは、「あれは、新作映画紹介コーナーだったのかもしれない」と思い直し、内容はどうでもよくて、新作映画ならバンバン紹介する枠だったのでは?と考えた。それで、もう一回同じ時間に見てみた。
そうしたらやっていたのは、映画紹介ではなく、「人骨を砕いてニカワで固め作った大仏」特集だった。
わたしはそういうものの存在を知らなかったので、これはこれでかなりぶっ飛んだ。
なんでも人骨大仏は日本全国いたる所にあり、大量の遺骨の処理に困って始まった、という由来?があるようで、中でも特に関東よりも関西に多いという。その理由として死生観の違いが挙げられ、関東人は、遺骨もまた死者の延長と考えるが、関西は、「往生」という言葉があるように、死者の霊はあの世に行ったと考え、骨は単なる物質として捉えていることによるそうだ。
M3大仏
人骨大仏はすごく白いので、骨ーーという印象で、やはりわたしは関東人タイプなのか、怖れを感じた。
むろん、そんな人骨大仏でも、「俺は、君のためにこそ死ににいく」の宣伝よりかはマシであるし、非常に興味深い話ではあった。
が、あーんまり、やはり、朝から見なくてもいいような気はしたのだった。

その後、何を見たらいいのかまたまた分らなくなった。

朝は、夜の間に起きたかもしれない災害や大きな事件を知りたいから、本当はテレビはつけたいのだが。

それで夜勤アケの時に、一緒に働く人がどのテレビをつけるかを観察することにした。ある人は、NHKをつけた。「やっぱり家でもNHK?」と聞くと、家ではNHKの時もあるけど、「芸能ニュースも捨てがたいからフジを見るときも」という意見が。また、「朝からみのもんたはきつい」という、実にもっともな意見も聞かれた。「吉澤一彦のファンだからやじうまを見る」という意見もあった。そういえばうちも昔は「吉澤一彦」だったが、いつの間にか変わっていた。

そして現在、みのもんたを避けつつ、朝から「ザッピング」する日々だ。
テレビショウみたいにしないで、ひたすらニュースを読み上げてくれるだけのチャンネルないかな。